はじめに
やりたいことがあるはずなのに、毎日の忙しさに追われているうちに、何から始めたいのか分からなくなってしまうことはありませんか。
とくに、人生を少し立て直したいと感じているときほど、頭の中に願いや不安が混ざってしまい、「やりたいこと」がぼんやりしやすくなります。
そんなときに役立つのが、やりたいことをひとつずつ書き出して整理する方法です。この記事では、わたしが実際に試してみて分かりやすかった色分けカードを使ったやりたいことリストの作り方をご紹介します。
特別な道具がなくても大丈夫です。
紙切れやメモ帳があれば、同じように始められます。
「やりたいことリスト」というと一年の初めに書くものというイメージが強いですが、年始に限らず、思い立った日から一年を区切って考えてみるのもよいと思います。
「やりたいことを書こうとしても途中で止まってしまう」
「考えが散らかって、何を優先したいのか分からない」
そんな方の参考になればうれしいです。
用意したもの
- 情報カードやメモ用紙
- ペン
- 色分けできるものがあれば便利
今回は見やすさのために情報カードを使いましたが、紙切れや付せんでも問題ありません。色分けしたい場合は、紙の端に色をつけたり、ペンの色を変えたりするだけでも十分使えます。
やりたいことを整理しやすくする「色分け」の考え方


やりたいことを書き出そうとしても、白紙を前にすると、意外と手が止まってしまうことはありませんか。
書く前は頭の中にたくさん浮かんでいても、途中から「これは目標なのか、願望なのか」「どこまで書いていいのか」が分からなくなって、止まってしまうということはよく起こります。
そこで、考えを文字にしやすくするために色ごとに役割を分けて書く方法を試してみました。
最初からきれいに整理しようとしなくても、
「これは欲しいもの」
「これはなりたい自分」
「これは一年をかけて取り組みたいこと」
というように分けるだけで、頭の中が少しずつ見えやすくなります。
わたしが今回分けたのは、次の4つです。

やりたいことは、そのときどきで変わっても大丈夫です。今の気持ちを気軽に書いてみることが、最初の一歩になります。
桃色のカードに書くこと|物や体験など、比較的叶えやすい願い
桃色のカードには、お金を出したり予定を立てたりすれば比較的叶えやすいことを書きました。たとえば、食べたいもの、行きたい場所、観たい映画、欲しいものなどです。
大きな努力が必要なものではなく、「やろうと思えば叶えやすいこと」を入れておくと、達成のハードルが下がります。
こうした小さな願いを書いておくと、ほかの目標がなかなか進まないときでも、
「ひとつできた」
「ちゃんと前に進んでいる」
と感じやすくなるのが良いところです。
小さな達成感は、意外とあなどれません。桃色のカードに書いた「やりたいこと」が、リストを途中でやめずに続けるための、ちょっとした助走にもなります。
緑色のカードに書くこと|なりたい自分や手に入れたい状態
緑色のカードには、物質的な欲求ではなく、自分の状態や理想の姿を書きました。
たとえば、
「もっと詳しくなりたい」
「こんなふうに変わりたい」
「こういう自分でいたい」
といったものです。
どうやってそれを手に入れるかなどは、まだ具体的に決まっていなくても大丈夫です。まずはこうなれたらうれしいという気持ちを書き出してみましょう。
願いがはっきりしてくると、あとから行動にもつなげやすくなります。


青色のカードに書くこと|一年かけて取り組みたい目標
青色のカードには、理想で終わらせず、これから一年をかけて取り組みたい目標を書きました。
緑色のカードが「こうなれたらいいな」という希望を書く場だとしたら、青色のカードは「この一年はこれに取り組む」という決意を書き込む場です。
資格の勉強や読書、技術の習得など、行動や積み重ねが必要なことは、ここに分けておくと整理しやすくなります。
「なんとなく気になっていること」と「この一年で取り組むと決めたこと」を分けるだけでも、頭の中がかなりすっきりします。
黄色のカードに書くこと|叶ったらうれしい大きな夢
黄色のカードには、今すぐ叶えるのは現実的ではなくても、いつか叶ったらうれしい夢を書きました。
ここは「本当にできるかな」と考えすぎず、自由に書いてよい場所です。今は大きすぎると感じる夢でも、人に話すのは気恥ずかしい願いでも、書いてみると意外と気持ちが動きます。
やりたいことリストは、現実的な予定だけを並べるためのものではありません。「本当はこうなれたらうれしい」という気持ちを見つけるためのものでもあります。
今すぐ叶うかどうかより、まずは自分の中にある願いを見える形にしておくことが大切です。

1枚のカードについて考える時間は、長くても10分くらいで十分だと思います。最初から全部決めようとせず、その時点で思いつくことを書いていくだけでも大丈夫です。
カードを書いたあとにやること
カードにやりたいことを書き出せたら、次はそれを少しずつ整理していきましょう。
ここで大切なのは、最初から完璧な計画にしようとしないことです。やりたいことリストは、きれいに作ることが目的ではなく、自分が何を大事にしたいのかを見つけることが目的です。
書きっぱなしで終わらせず、「似ているものをまとめる」「具体的なアイデアを出す」「取りかかる時期で分ける」という流れを入れると、やりたいことがぐっと現実に近づいてきます。
似ている願いや目標をまとめる
書き込みが終わったら、色分けにこだわらずに書いたカード全体を見渡して、似ている内容をまとめてみます。やりたいことは別々に見えても、よく見ると同じ方向を向いていることが少なくありません。
たとえば、
このように似たものをまとめてみると、自分がどこに関心を向けているのかが見えやすくなります。
わたしの場合は、いくつかのカードを見比べてみたことで、
Web系に強くなりたい
という思いが、この一年の中でも、かなり大きなテーマなのだと分かりました。
こうして眺めてみると、やりたいことの数よりも、自分がどの方向へ進みたいのかが見えてきます。
また、
「行きたい場所」と「会いたい人」
「食べたいもの」と「行きたい場所」
「欲しいもの」と「なりたい状態」
のように、別々に見えた願いがひとつの計画にまとまることもあります。
それらをひとつの願いにまとめて、「○○に旅行に行って、■■を食べる」や「☆☆さんと一緒に◆◆に行く」などにしてみるのも面白いかもしれません。
書いたカードをまとめてみると、自分が「一年をかけて何を達成したいのか」「何に重きを置きたいのか」が、目に見える形でわかってきます。
白紙カードで具体的なアイデアを書き出す


色分けしたカードでやりたいことが見えてきたら、次は白紙のカードやメモを使って、そこから思いつくことを書き出していきます。
ここでは、正解を出そうとしなくて大丈夫です。
ひとつの願いや目標に対して、
などを、思いつくままに広げていきます。
たとえば「料理の腕を上げたい」と思ったら、
といった形で、小さな行動に分けて考えられます。
また、「Web系の資格を取りたい」と思っても、最初から資格名が決まっているとは限りません。
そんなときは、
というところから始めれば十分です。
最初の段階で全部を決める必要はありません。むしろ、いきなり大きな目標だけを立てるより、最初の一歩を決めるほうが大切だと思います。

資格受験や転職のように進路に関わるものは、勢いだけで決めない方が安心です。迷うときは、「一年かけて、その仕事に関わる情報を集める」「まずは興味のある分野の本を1冊読んでみる」という目標でも十分前進です。
やらないことを決めるのも大切
やりたいことを広げていくと、あれもこれも気になってきます。でも、時間も体力も限りがあるからこそ、この一年間はやらないことを決める視点も大切です。
わたしも途中で、「以前気になっていた別の資格に再挑戦するのはどうだろう」と考えたのですが、
を考えた結果、今回はいったん外すことにしました。
やりたいことリストというと「増やす」イメージがありますが、実際には、優先順位を決めるために削る作業でもあります。
あれもこれもと抱えすぎないほうが、結果として前に進みやすくなります。
取りかかる時期ごとに分ける
やりたいことや具体策がある程度見えてきたら、最後に取りかかる時期ごとに分けていきます。
たとえば、次のようにざっくり分けるだけでも十分です。
- いますぐ始められること
- 上半期に進めたいこと
- 下半期に進めたいこと
- 年内にできたらよいこと
このように分けておくと、やりたいことが頭の中で一度に押し寄せにくくなります。
「いつかやる」で終わりにしないためにも、時期の目安をつけておくのはおすすめです。


まとまった内容を手帳やノートに書き写す
カードに書いた内容がある程度まとまったら、最後にそれを手帳やノート、メモなどに書き写しておきましょう。
一年を通してときどき見返せる形にしておくと、やりたいことリストはぐっと使いやすくなります。
書き写す場所は、手帳でもスケジュール帳でもノートでもかまいません。自分が見返しやすい場所を選べば十分です。
わたしは、スケジュール帳の後ろにあるメモページに書き込みました。
ふと時間が空いたときに見返しやすく、今の自分がどこに向かいたいのかを確認しやすいからです。
また、目標の中に数字で区切れるものがある場合は、最終目標だけでなく途中の目安も書いておくと、進み具合が見えやすくなります。
たとえば、
というように、途中の目標を見える形にしておくと、達成感を得やすくなります。
また、読みたい本や観たい映画のように数が多くなりやすいものは、別ページに分けておくのもおすすめです。気になったものをその都度書き足しておけば、「時間が少し空いたときに何をしよう」と迷いにくくなります。


「やりたいことリスト」を作ると時間の使い方が変わる
今回、あらためてやりたいことリストを作ってみて感じたのは、やりたいことを見える形にしておくだけで、時間の使い方が変わるということでした。
何も決めていないと、少し時間が空いたときに、ついSNSを見たり、なんとなく過ごしてしまったりしやすくなります。でも、やりたいことリストがあれば、「今日はこれをしよう」と選ぶことができるので、時間を有効に使いやすくなります。
これは大げさではなく、日々の迷いを減らすための整理術なのだと思います。
仕事のことでも、勉強のことでも、趣味のことでも、自分が何に時間を使いたいのかが見えてくると、少しずつ行動が変わっていきます。
やりたいことリストは、頭の中を整理して、今の自分が向かいたい方向を確認する地図のようなものです。
やりたいことがまだはっきりしていない方も、最初から完璧に書こうとしなくて大丈夫です。思いついたことを小さく書き出していくだけでも、少しずつ輪郭が見えてきます。
この記事が、これからの時間の使い方を見直したい方や、一年後に向けて少しずつ前に進みたい方の参考になればうれしいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。




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