40代からの人生整理ノート|今の自分を書き出すと理想の未来が見えてくる

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はじめに

「このままでいいのかな」と思うことはあっても、では何を変えたいのか、どんな暮らしをしたいのかと聞かれると、すぐには答えられないことがあります。

人生を変えたい。
もう少し暮らしを整えたい。
けれど、何から手をつければいいのかわからない。

そんなときに役立つのが、今の自分の状況を紙に書き出してみることです。

いきなり大きな夢や目標を考えようとすると、手が止まってしまうことがあります。
でも、今の仕事、暮らし、人間関係、健康状態などを書き出してみると、「本当はここを変えたい」「これは意外と気に入っている」といった気持ちが少しずつ見えてきます。

この記事では、今の自分と理想の未来を比べながら、これからの暮らしを考えるノート術を紹介します。

40代から人生をもう一度整えたい方や、自分が望んでいる未来をゆっくり見つけたい方の参考になればうれしいです。

この記事はこんな方におすすめ
  • 人生を変えたいけれど、何から始めればいいかわからない方
  • 40代からの働き方や暮らし方を見直したい方
  • 自分が本当に望んでいる未来を整理したい方
  • ノートや紙に書き出しながら、考えをまとめたい方
  • 大きな目標よりも、まずは今の自分を知るところから始めたい方

今の自分を書き出すと、理想の未来が見えやすくなる

理想の未来を考えようとしても、いきなり「何をしたい?」「どんな人生にしたい?」と聞かれると、なかなか言葉が出てこないことがあります。

わたし自身も、人生を変えたいと思ったとき、最初にマインドマップやマンダラチャートに挑戦したことがありました。けれど、大きな枠に「人生を変える」と書いてみたものの、そこからどう広げればいいのかがわからず、手が止まってしまいました。

はじめてのマインドマップチャレンジは、早々に断念しました。気合いだけでは、紙は埋まらないものですね。

そこで、もっと簡単に自分の理想を見つける方法はないかと考えて、たどり着いたのが「今の自分の状況を書き出す」という方法でした。

やり方はとてもシンプル。まず、今の仕事、暮らし、人間関係、健康状態などを紙に書き出します。
そのうえで、「この状態を続けたいのか」「変えたいのか」「変えるならどうしたいのか」を考えていきます。

いきなり夢や目標を考えるのではなく、今の自分を出発点にするので、比較的取り組みやすいのがこの方法のよいところです。

用意するもの

用意するものは、紙とペンだけです。

ノートに書いても、一枚の紙に書いてもかまいません。
紙の大きさは、B5やA4くらいの少し広めのものが使いやすいと思います。

手書きが苦手な方は、スマホやパソコンのメモアプリ、Word、Googleドキュメントなどを使っても大丈夫です。

大切なのは、きれいに書くことではなく、今の自分の状況を外に出してみることです。

頭の中だけで考えていると、悩みも希望も混ざってしまいがちです。

紙や画面に書き出すことで、「これは本当に変えたいことかもしれない」「これは意外と今のままでいいかもしれない」と、少し距離を置いて見られるようになります。

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まずは書き出すテーマを決める

最初に、何について書き出すかを決めます。

テーマは、仕事、住まい、お金、健康、人間関係、家族、趣味、学びなど、今の自分の暮らしに関係するものであれば何でもかまいません。

ただし、いきなり「人生全体」について考えようとすると、範囲が広すぎて手が止まりやすくなります。

そのため、最初はひとつのテーマに絞って書き出すのがおすすめです。

たとえば、次のように少し小さなテーマに分けてみると、考えやすくなります。

細かくしたテーマの参考例
  • 仕事:勤務時間、仕事内容、通勤時間、職場の人間関係、収入
  • 住まい:部屋の広さ、収納、家賃、インテリア、暮らしやすさ
  • お金:収入源、毎月の支出、貯金、固定費、副業
  • 健康:体重、睡眠、食生活、運動習慣、通院、心の状態
  • 人間関係:家族、友人、職場の人、距離を置きたい相手
  • 学び:資格、読書、勉強したいこと、身につけたいスキル
  • 趣味:続けたいこと、再開したいこと、これから始めたいこと

どのテーマから始めても大丈夫ですが、迷ったときは「今、いちばん気になっていること」から書いてみると進めやすいです。

仕事のことが気になっているなら仕事から。
暮らしを整えたいなら住まいから。
体調や気分の波が気になるなら健康から。

ひとつのテーマに絞ることで、頭の中にあるぼんやりした不安や希望を、少しずつ言葉にしやすくなります。

また、不満があることだけを書き出す必要はありません。

「ここは変えたい」と思うことだけでなく、「これは今のままでいい」「これは意外と気に入っている」と感じることも書いてみてください。

たとえば、今の住まいに大きな不満がなくても、あらためて書き出してみると、「駅から近いところは助かっている」「でも収納は少し足りない」「休日に落ち着ける場所は気に入っている」など、見えてくることがあります。

現状を書き出す作業は、足りないものを探すためだけのものではありません。今の自分がすでに持っているもの、心地よいと感じているものに気づくための作業でもあります。

用紙の左側に「今の状況」を書き出す

テーマが決まったら、紙を半分に折るか、中央に線を引いて、左右に分けます。

左側には「今の状況」、右側には「理想の未来」を書いていきます。

ノート

まずは、左側に今の自分の状況をありのまま書き出してみましょう。

ここで大切なのは、きれいにまとめようとしないことです。

文章にしようとしなくても大丈夫です。
思いついたことを、箇条書きでどんどん書いていきます。

たとえば、仕事について書くなら、勤務時間、仕事内容、収入、人間関係、通勤時間、疲れやすさ、やりがいなど。
住まいについて書くなら、部屋の広さ、家賃、収納、近所の環境、気に入っているところ、不便に感じているところなどです。

「これは良いこと」「これは悪いこと」と最初から分ける必要はありません。

好きなところも、しんどいところも、なんとなく気になっていることも、いったん全部書き出してみましょう。

自分だけが見るノートなので、「実はこれがしんどい」「ここは意外と好き」くらいの本音で書いてみましょう。

例1:仕事・働き方のこと

仕事や働き方について書き出す場合は、今の勤務時間、仕事内容、収入、人間関係、体力的な負担などを整理してみます。

たとえば、次のような項目です。

  • 毎日同じ時間に働いている
  • シフトが不規則で生活リズムが整いにくい
  • 仕事内容そのものは嫌いではない
  • やりがいはあるけれど、体力的にきつい
  • 通勤に時間がかかっている
  • 在宅でできる仕事にも興味がある
  • 収入をもう少し増やしたい
  • 今の職場の人間関係に疲れている
  • 副業を始めたいと思っている
  • 今の働き方をあと10年続けるのは不安
  • 経験を活かせる別の仕事も考えてみたい
  • 仕事以外の時間をもう少し大切にしたい など

仕事は生活に直結するものなので、不満も希望も出てきやすいテーマです。

この時点では「今の仕事を続けたいか、やめたいか」ということまでは考えず、働く時間、収入、体力、人間関係、将来性など、今の自分の気持ちや置かれている状況を書き出してみましょう。

例2:住まい・暮らしのこと

住まいや暮らしについて書き出す場合は、家そのものだけでなく、毎日の過ごしやすさにも目を向けてみます。

たとえば、次のような項目です。

  • 今の部屋の広さはちょうどいい
  • 収納が少なくて物が片づきにくい
  • 家賃や住宅ローンの負担が少し重い
  • キッチンや洗面所が使いにくい
  • 日当たりがよくて気に入っている
  • 部屋の雰囲気は好きだけれど、物が多い
  • 近所に買い物しやすい場所がある
  • 駅や職場までの距離が少し負担になっている
  • 家でゆっくり休める時間が少ない
  • 掃除や片づけを後回しにしがち
  • もっと落ち着ける部屋にしたい
  • 将来的に住む場所を変えたい気持ちがある

住まいは、毎日の気分や行動に大きく関わります。

大きな引っ越しやリフォームを考えなくても、「机の位置を変えたい」「物を減らしたい」「寝室だけは整えたい」など、小さな希望が見つかることもあります。

海の見える部屋

例3:人間関係のこと

人間関係について書き出すときは、誰かを責めるためではなく、自分がどんな距離感を心地よいと感じているのかを知るつもりで整理してみます。

たとえば、次のような項目です。

  • 気軽に話せる友人がいる
  • ひとりで過ごす時間が好き
  • 家族との距離感は今くらいがちょうどいい
  • 職場の人間関係に気を遣いすぎている
  • 会うと疲れてしまう相手がいる
  • 本音を話せる人が少ない
  • 昔からの付き合いをなんとなく続けている
  • SNSを見ると人と比べて落ち込みやすい
  • 相談できる相手がいない
  • 無理に人付き合いを広げなくてもいいと思っている
  • これからは気楽に会える人との関係を大切にしたい
  • 自分の時間をもう少し守りたい など

ここでも、「あの人と縁を切るべきか、関係を続けるべきか」など、難しいことはまだ考えなくて大丈夫です。現在の自分の人間関係をただ書き出してみましょう。

現状をただ書き出すという行為のなかで「Aさんとの関係はとても心地いい」「Bさんといると疲れる」など、自分の気持ちに気づくこともあります。

例4:心と体の健康のこと

健康について書き出す場合は、体の状態だけでなく、心の疲れや生活習慣も一緒に見ていきます。

たとえば、次のような項目です。

  • 最近、疲れが抜けにくい
  • 睡眠時間が足りていない
  • 夜更かしが続いている
  • 運動する時間がほとんどない
  • 体重や体型が気になっている
  • 甘いものを食べすぎてしまう
  • 食事が簡単なもので済みがち
  • 健康診断の結果が気になっている
  • 気分が落ち込みやすい日がある
  • スマホを見る時間が長くなっている
  • 定期的に通院している
  • 散歩やストレッチを始めたいと思っている
  • もう少し体を軽くしたい
  • 無理なく続けられる健康習慣を作りたい など

健康のことを書くときは、自分を責めすぎないことも大切です。「できていないこと」を並べるだけでは、気持ちが重くなってしまいます。「今できていること」も書いてみてください。

たとえば、健康診断を受けている、歯医者に通っている、毎日お風呂に入っている、朝は水を飲んでいる。そんな小さなことも、立派な今の自分の土台です。

例5:学び・資格・これから身につけたいこと

学びについて書き出す場合は、今持っている資格や知識だけでなく、これから興味を持っていることも書いてみます。

たとえば、次のような項目です。

  • 最近、本を読む時間が減っている
  • もう一度、勉強する習慣を作りたい
  • 仕事に役立つ資格を取りたい
  • パソコンやWebの知識を身につけたい
  • 英語を少しずつ勉強したい
  • お金や投資について知りたい
  • 文章を書く力を伸ばしたい
  • 昔好きだった分野をもう一度学びたい
  • 勉強しても続かないことが多い
  • 何を学べばいいのか迷っている
  • 実用的なスキルを身につけたい
  • 趣味として深めたい分野がある
  • 学び直しに興味はあるけれど、始め方がわからない など

今持っている資格、学生時代に興味のあった分野、最近本屋で目にした気になっている本のタイトルなど、ひとまず「今の自分」を基準に書き出してみましょう。

それを今後どうしたいかについては、のちほど考えていきます。

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用紙の右側に「理想の未来」を書き出す

左側に今の状況を書き出したら、次は右側に「その状態をこれからどうしたいか」を書いていきます。

ここでは、いきなり具体的な行動まで考えなくても大丈夫です。まずは、左側に書いた現状に対して、

  • このまま続けたいのか
  • 少し変えたいのか
  • できれば大きく変えたいのか
  • 本当はどうなっていたらうれしいのか

を考えてみます。

たとえば、「通勤時間が長い」と書いたなら、右側には「もっと職場の近くに住みたい」「在宅で働ける仕事を増やしたい」「通勤時間を読書時間にしたい」など、自分が望む形を書いていきます。

大切なのは、最初から現実的に考えすぎないことです。

「今の収入では無理かも」
「年齢的にもう遅いかも」
「家族がいるから難しいかも」

そんなふうに考えると、本音が出てくる前に手が止まってしまいます。

この段階では、実現できるかどうかよりも、「本当はどうしたいのか」を知ることを優先してみてください。

例1:仕事・働き方の理想を書いてみる

仕事に関して書き出した現状に対して、その右側に「これから、その現状がどうなってほしいのか」を書いていきます。

変えたいものもあれば、変えたくないものもあると思います。自分は現状に対してどう思っているのか、じっくり考えてみましょう。

例)ノートの左側に書いたこと例)ノートの右側に書くこと
シフトが不規則で生活リズムが整いにくい□ 朝型でも夜型でもいいので、睡眠時間だけは安定させたい
□ できれば決まった時間に働ける仕事に変えたい
□ 不規則な働き方は合っているので、今のままでもいい
仕事内容そのものは嫌いではない□ できれば5年後もこの仕事を続けていたい
□ 好きな仕事なので、体力的に無理のない形に変えていきたい
□ 仕事は好きだけれど、収入面をもう少し上げたい
通勤に時間がかかっている□ 職場の近くに引っ越したい
□ 在宅でできる仕事を少しずつ増やしたい
□ 通勤時間を読書や勉強の時間として使いたい
今の職場の人間関係に疲れている□ 苦手な人と距離を取れる働き方に変えたい
□ ひとりで集中できる仕事を増やしたい
□ 職場以外にも安心できる居場所を作りたい
今の働き方をあと10年続けるのは不安□ 体力に頼りすぎない仕事を考えたい
□ 副業や在宅ワークの準備を始めたい
□ 今の経験を活かせる別の働き方を探したい

上記は例ですので三つほど書いていますが、個人で作成する場合には「この方向に進みたい」と思えるものをひとつ書き出せれば十分です。

とはいえ、最初から正解を出そうとしなくても大丈夫です。
書いたものがしっくりこないのであれば、いくつか理想の形を書いてみると、自分の本音が見えやすくなります。

ちなみに、わたしの理想は「早寝早起きを習慣化して、午前中はしっかり仕事する。午後は読書したり映画を観たりして有意義に過ごす」です。

例2:住まい・暮らしの理想を書いてみる

例)ノートの左側に書いたこと例)ノートの右側に書くこと
収納が少なくて物が片づきにくい□ 収納の多い部屋に引っ越したい
□ 物を減らして、今の部屋を使いやすくしたい
□ よく使う物を取り出しやすい場所に置きたい
家賃や住宅ローンの負担が少し重い□ 固定費を見直して、毎月の負担を軽くしたい
□ 今より家賃の低い場所も候補に入れたい
□ 収入を増やして、住まいの選択肢を広げたい
部屋の雰囲気は好きだけれど、物が多い□ 好きな雰囲気を残しながら、少しずつ片づけたい
□ 休日に落ち着ける部屋にしたい
□ まずは机の上や寝室など、一か所だけ整えたい
駅や職場までの距離が少し負担になっている□ もう少し移動が楽な場所に住みたい
□ 在宅で過ごせる日を増やしたい
□ 通勤の負担を減らせる働き方を考えたい
もっと落ち着ける部屋にしたい□ 寝室だけでも静かに休める場所にしたい
□ 色や照明を変えて、落ち着く空間にしたい
□ 物を減らして、掃除しやすい部屋にしたい

住まいの理想は、大きな引っ越しやリフォームだけではありません。

「朝、気持ちよく起きられる部屋にしたい」
「帰ってきたときにほっとできる空間にしたい」
「掃除しやすい部屋にしたい」

そんな小さな理想も、暮らしを整える大切な手がかりになります。

猫と読書

右側に書く内容は、今すぐ実現できることでなくてもかまいません。むしろ、最初から現実的に考えすぎると、自分の本音が見えにくくなることがあります。

「無理かもしれないけれど、本当はこうしたい」
「すぐには変えられないけれど、いつかこうなったらうれしい」

そんな気持ちも、いったん書いてみてください。

理想の未来を書くことは、今の自分を否定することではありません。

今の自分を出発点にして、これからどんな方向へ進みたいのかを見つけるための作業です。

今の自分を書き出すと、これからの一歩が見えてくる

今の状況を書き出し、その横に理想の未来を書いてみると、自分が本当は何を望んでいるのかが少しずつ見えてきます。

現状は、今の自分が立っている場所です。
理想の未来は、これから向かいたい方向です。

どちらか一方だけでは、次に何をすればいいのか見えにくいことがあります。

けれど、「今はこういう状態」「本当はこうなったらうれしい」と並べて書いてみると、いきなり大きな目標を立てなくても、少しだけ次の一歩が見えやすくなります。

たとえば、

  • 収入を増やしたいなら、まず固定費や働き方を見直してみる
  • 落ち着く部屋にしたいなら、まず机の上だけ片づけてみる
  • 体を整えたいなら、まず寝る時間を少し早めてみる
  • 学び直したいなら、まず気になる本を1冊読んでみる

このくらい小さな一歩で大丈夫です。

人生を大きく変えるために、最初から大きな決断をしなくてもかまいません。

今の自分を知ることは、これからの暮らしを整えるための出発点になります。

今の自分を書き出したあとに、やりたいことを整理したい方は、

\こちらの記事も参考にしてみてください。/

まとめ

「人生を変えたい」と思っても、何を変えたいのかがはっきりしないままでは、なかなか動き出せないことがあります。

そんなときは、まず今の自分を書き出してみるだけでも十分です。

今の仕事、暮らし、人間関係、健康、学び。
ひとつずつ書き出してみると、「ここは変えたい」「これは今のままでいい」「本当はこうしたかった」と、自分の気持ちが少しずつ見えてきます。

大切なのは、今の自分を責めることではありません。今の自分を出発点にして、これからどんな暮らしを選びたいのかを考えることです。

紙とペンがあれば、今日からでも始められます。

40代からの人生をもう一度整えたいと感じている方は、ぜひ気軽に試してみてください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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