『引き寄せの方法』なるものを知ってから、自分なりにいろい試してみているのですが、なかなかうまいこと現実を変えることができません。
『引き寄せの法則』自体が眉唾ものである、というだけの話であれば「そっか、残念」で終わりですが、万が一、わたしのやり方がまちがっているだけで、正しく行っていれば叶ったのに……ということがあれば、もったいない。
なので、今回は引き寄せの法則を使って自分の望みを叶えた人がやっていたことについて調べてみました。
何ごとも成功者の真似が一番の近道ですからね!
引き寄せの法則とは?
『引き寄せの法則』とは、意識的であるか無意識であるかを問わず、人はつねに考えていることを引き寄せる、という考え方、あるいは現象のことをいいます。
『引き寄せの法則』という言葉がスピリチュアルな感じがして苦手ということであれば、『思考は現実化する』といってもいいし、『類は友を呼ぶ/類を以て集まる』といってもいいですね。
どの『言い方/呼び方』に依拠するにしろ、いずれにおいても、いわんとするところは「考えていることが現実になる」ということ。
「信じる」ことが前提条件ですので、「この考え方なら信じられる」というものを見つけることが肝心です。
以下の本は引き寄せの法則を量子力学的に考える、というもの。面白く拝読しました。
”見えないものが観測されたら、物質として現実化する。”
見えないモノでも名前をつけた瞬間に存在するようになるというのは、妖怪誕生のメカニズムとおなじですね。ワクワクします☻
上手くいった人がしていた8つの具体的な引き寄せ
以下、引き寄せの法則を利用して、引き寄せという現象を起こすために、願望が叶った人がやっていたことを書き出していきます。
これなら真似できそう、というものがあれば、ぜひ参考にされてみてくださいね。
幸せな気持ちになった
日本には『笑う門には福来る』ということわざがありますが、幸せな気持ちでいることが幸福のカギと考えるのは、海外でもおなじようですね。
幸運を引き寄せるためには、まずは幸せな気持ちでいること。イライラすることがあったとしても、幸運を引き寄せたいのであれば、今すぐ『これをすれば幸せな気持ちになれる』というものを用意して幸せな気持ちになってみせましょう。
感謝の気持ちを記した
平穏な日々が続くと、ついついその暮らしが当たり前のような気がして、感謝の気持ちを忘れがちです。
変わらない毎日が送れているということは、何よりも幸せなこと。猫が体調を崩したとき、このことを身に染みて痛感しました。
文字に書き出す時間がないということであれば、まずは心の中で感謝することからはじめても良いと思います。あるいは、誰かに何かをしてもらったのであれば、その人に直接感謝の気持ちを口頭で伝えるというのもいいですね。
『自分が欲しいものをすでに持っている人に対して祝福をおくる』というのは、子どもがほしい人は、子どもを授かった人を祝い、宝くじが当たってほしい人は、当選者を祝おうというもの。
どうやら「祝い、感謝する気持ちがあなたの心を満たし、満たされた心はあなたのもとに望むものを引き寄せる」ということのようです。
『自分が持っている気持ちになって感謝する』は難しく感じますが、『誰かが持っていることを感謝する』の方が簡単に出来そうじゃないですか?
なぜなら、『誰かが持っている』というのは現実で、『わたしは持っている』というのは想像ですからね。
『実際に自分はまだ持っていないとしても、誰かが持っているという現実に対して感謝することが出来ればOK!』というのは、引き寄せの考え方にまだ不慣れな初心者にとって、かなりラッキーな条件だと感じました。
自分が欲しいものを持っている人に対して祝福をおくる。
これができるようになると、ひとつ、人としての器が大きくなるような感じがします。
具体的にイメージ(ビジュアライズ)した
叶えたいことが漠然としていると、その願望が叶うまでに時間がかかってしまうため、欲しいものが物質であるならば、その質感、重さ、色、匂い、など五感に与える感覚まで具体的にイメージすることが重要なようです。
具体的にイメージするのが難しければ、
実際に行動してみると細かいイメージが湧きやすいみたいですね。
じつはわたし、猫の健康に関してだけは引き寄せに成功しているんです。
愛猫が16歳で病に伏したときのこと。
猫を撫でながら「治る病気で本当によかった。今日、注射頑張ってくれてありがとう。栄養がいっぱい入ったから、もうちょっとで良くなるよ。」と声かけを続けつつ、体に入った点滴液が炎症などを洗い流していく様子をイメージしていました。
当時、通っていた動物病院での診断は『腎不全』。1週間、静脈点滴を繰り返し、「点滴を外すのであれば、もう治療は終わりと考えて」とまで言われていました。
以前にいた犬猫も腎臓病で亡くしているので、絶望は大きかったですが、とにかく励まし続けました。
と同時に、病院に不信を感じるようにもなったため、転院したところ『腎不全』は誤診で『膵炎』であることが判明。
その後も定期的に危険な状態を繰り返してはいるのですが(慢性膵炎)、毎回親切で丁寧な治療をしてくださる先生方のおかげもあって、無事に先日18歳の誕生日を迎えることが出来ました。
当時は『引き寄せの法則』というものの存在も知りませんでしたが、知らないながらも、使うことが出来ていたのでしょう。愛猫たちが穏やかに眠る姿を見ることが、いまのわたしの何よりの幸せです。
注射もお薬もいっぱい頑張りました。
天才!!最高!!世界一!!お利口!!
願望を書き出した
スピリチュアルに考えるにしろ、脳科学的に考えるにしろ、心理学的に考えるにしろ、『文字に書き出すこと』を推奨している人は多い印象です。
たしかに、前夜に「明日はごみ出しだから、●●も一緒に捨てよう」と思っていても、翌朝、冷蔵庫に貼った「●●もごみ出しすること」を見るまですっかり忘れていた、なんてことはザラにありますからね。
理屈がなんであろうと、ただ頭の中で考えている状態よりも、文字に書き出したほうが良いだろうことは、これまでの経験則としても納得できます。
文字に書き出すことも重要ですが、それを何度も見返すことも重要そうな気がしますね。
『小切手をダウンロードして、手に入れたい金額を書き込んだ』の小切手というのは、こちらで確認することが出来ます。
ただ、普段、報酬を小切手で貰う、ということの慣れていない人にとっては、この方法はあまり効果がないようにも思います。それが金銭につながることがイメージしにくいからです。
そういう方は、小切手を印刷して書き込むよりも、❶給与明細の金額に0をひとつ足す、❷通帳をコピーして蓄えたい金額を書き込むなど、これなら自分の身にも起こり得そうというものを作成した方が効果がありそうな気がします。
『自分と理想の相手を登場人物にした恋愛小説を書く』はかなり良いですね。ほっこり☻
これを書いた方は、現実に存在する人ではなく、自分の理想を詰め込んだ人物を作り上げた、とのことですが、数年後、このとき書いた小説の人物と同じ名前の人と再婚することになったそうです。
まさに、事実は小説より奇なり。
ちなみに、相手が現実に存在する人である場合、『相手があなたとの関係を望んだならば、おたがいに引き寄せの力が働くことになる』とのこと。お相手にも自我がありますからね。それはそう。
ビジョンボードを作成した/感謝の石を用意した
まずは行動を起こすことからはじめたい、ということであれば、ビジョンボードを作ったり、感謝の石を見つけてみるのもいいかも。
ビジョンボード:願いごとや欲しい物、達成目標などを一枚のボードにまとめたもの。大好きなペットの写真、推しの画像、美味しかったお菓子のパッケージなど気分が上がるものを一緒に貼ることもある。
ビジョンボードの作り方や材料に特に指定はないようですが、
- いつでも目につく場所に目標や欲しいものを貼り出す
- 見ていて気持ちが高まる、幸せな気持ちになれるように作る
ことが大切とのこと。
感謝の石についても特に何の石が良いなどということは書かれていませんが、触っていて気持ちが落ち着くような石がいいのでしょうね。
天然石を扱っているお店で購入してもいいし、大事な人と出かけたときに、自然の中でひとつ、触り心地の良い石を探してみるのも良い思い出になっていいかもしれませんね。
わたしも近々探しに行ってみようと思います。
過去の妬みや恨みを忘れた
自分を苦しめた人を赦すのは想像上でも良い、というのは興味深いですね。
自分自身は相手を赦し、過去の憎しみから解放される一方、加害者本人は赦されたことを知らない。本人には伝えず、自分だけで過去を昇華してしまう。これは良い試みだと思います。
とはいえ、想像もつかないような苦痛を受けた方にとっては、「想像上であっても赦せない」という気持ちがあるのも道理だと思います。わたしも、たとえば愛猫に危害をくわえられるようなことがあれば、一生その対象を赦すことはできないでしょう。
なので、憎しみの気持ちを抱えたまま一生を送る、というのも人生の選択肢として、十分に有りだと私は思っています。
ただ、「これまでは辛かったけれど、これからの人生には幸運を引き寄せたい」ということであれば、一旦過去のネガティブな出来事や感情をすべて流してみましょう。
憎しみを捨てるあなたの勇気ある行動を尊敬し、幸運が押しよせることを心から願っています。
誰かを憎んだり、怒ったりは、人生が良い方向に変わった後でも出来ますからね。
良いことだけを考えた
引き寄せの法則においては、過去と現在の連続性はあまり重視されておらず、つねに「いま、頭の中で考えていることが現実になる」そうです。
なので、『つねに良いことを考え、つねに良い気分でいること』が求められる、というわけですね。
「わたしはネガティブだから、これはなかなか難しい」という方は、ペットの写真でも、推しグッズでも、チョコレートでも、感謝の石でも、何でもいいので『これを見れば幸せな気持ちになれる』という物を持ち歩くようにしてみるのはいかがでしょう。
ネガティブな気持ちになりそうになったら、それを見る。そして深呼吸をする。
いわば、幸せを手に入れるための訓練です。人間の脳は自分が考えるより遥かに賢いので、慣れてくれば、そのうち自然と身についてくると思います。
といいつつ、じつはわたしは極度の心配性なので(ネガティブではないのですが)、つねに最悪のケースを考えて行動してしまっています。
発生率が天文学的数値になるようなことでも、「もしかしたら」がなかなか止められないんですよね。引き寄せの法則によれば、考えていることが引き寄せられるということですから、わたしのこれは、まあよろしくない。
幸いにしてこれまで最悪のケースが発生したことはないのですが、今後は最悪だけではなく、最高のケースが起こる想像も意識的にしていこうと思います。
すでに夢が叶ったふりをした
『まわりの人に言ってまわった』『知り合いのようなふりをした』に関しては、心配性なわたしとしては少し心がざわつくのですが、調べてみると【予祝(よしゅく)】というものがありまして。
物事がうまくいくよう、あらかじめ祝うこと。前祝い。
東北地方では、『庭田植え』という儀式があり、これは、雪の積もった庭を田に見立て、そこに稲苗のかわりに藁や豆がら、松葉などを植えるというもので、翌年が豊作になることを祈って行われる予祝の行事である。
心から信頼できる関係の人だけに伝えるようにするか、勘違いされてしまいそうな人に伝えるのであれば、不要な混乱を避けるために「これは予祝としていうんだけど」と前置きしておく方がいいかもですね。
ウソつき呼ばわりされたら、たまったもんじゃないもんね。
そして、わたしが今回、一番、目からうろこだったのが、こちら。
『すでに手に入れているとして、その物のためのスペースや必要な物を用意した』『すでに仕事を持っているようにふるまった』というもの。
具体的には、以下のような行動です。
サッカー選手になりたいのであれば、「すでに自分は一流のサッカー選手である」と思い込む。一流なのだから、一流の選手がこなしているトレーニングをこなし、一流の選手と同じ内容の食事を取る。
小説家になりたいのであれば、「すでに自分はプロの作家である」と思い込む。職業作家として生き残るために、毎日かならず決めた文字数またはページ数を書き切る。つねに小説のネタを探し、古典のみならず、名作&新作小説のインプットも忘れない。
理想の体型になりたいのであれば、「すでに自分は痩せている」と思い込む。痩せている人は食べないだろうと思うものは避ける。食事のバランスも気にする。いまの理想の体型をキープするために、もちろん運動もしなければならない。
「なりたい」ではなく「すでになっている」。
「ほしい」ではなく「すでに持っている」。
引き寄せの法則は、❶お願いし、❷信じ、❸受け取るという三段階のプロセスで発動します。
つまり、心から願っていたとしても、
というように、それが叶うと自分自身で信じられていないかぎり、叶うことはない、ということなんですね。
わたしが『引き寄せの法則』をうまく使うことができなかった理由がわかった気がします。
引き寄せの法則との付き合い方
以上、『引き寄せの法則』をうまく成功させた人がしていた行動や思考についてのまとめでした。
正直、わたし自身は科学的なことも非科学的なことも全部信じているので、『引き寄せの法則』に関しても「わたしには出来ていないが、おそらく、そういう現実もあるのだろう」という考えでいました。
今回、これなら自分にも出来そうだと思えることがいくつか見つかりましたので、それらを実行し、もう一度『そういう現実』の引き寄せに挑戦してみたいと思います。
もし願ったとおりのことが起きなかったとしても、
という心構えで暮らしていくという行為に、デメリットは何ひとつないですもんね。
願わくば、死ぬまでにもう一度、今度は自分自身のことで「これが引き寄せの力か!!」と驚愕するような体験をしてみたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また☻
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