モーニングページを我流で3か月続けてみた|人生を変えるノート術

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モーニングページを続けて3か月ほどになります。

わたしなりに感じた効果ややってよかったと思う点、やりながら感じた疑問点などをまとめてみようと思います。

結論をいうと、現時点でかなりの有効性を感じているので、これからも継続していく予定です。

モーニングページをしてみたいけれど難しそう、興味はあるけど無駄なことはしたくないなど、モーニングページに関心がある方にご一読いただければ幸いです。

この記事はこんな方におすすめ
  • モーニングページをしてみたいけれど、本当に役に立つのか不安
  • 毎日、そんなに何を書いたらいいのかわからないし、時間もない
  • モーニングページ、自分もやってみたけど、あんまり良さがわからなかった
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モーニングページとは

モーニングページは、ジュリア・キャメロンさんの著作“いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。”という本の中で、創造性を回復させるための4つの基本ツールのうちのひとつとして紹介されているものです。

やり方は簡単で『毎朝、起きてすぐに紙に文字を書く』だけ。

創造性を広めたいと思っている人”あるいは”人生の第二幕に踏み出そうとしている人“に向けて、頭の中をクリアにすることを目的としたワークとして推奨されています。

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用意するもの

  • ノートまたは紙(A4サイズ以上)
  • ペンなどの書くもの(書ければ何でもOK)

本の中で推奨されているのは、([A4サイズの紙で、目安は三ページ]と書かれているので)おそらくA4サイズ以上のノートだと思われます。

わたしもはじめはノートを使用していたのですが、書いた後は(手帳に重要事項を書き写したら)すぐ捨てたかったので、今はA4サイズのコピー用紙(裏表)を使っています。

書ければなんでもいいとは思いますが、気が散ると意味がないので、チラシの裏やプリントの裏など、情報が載っているものは使わないほうが良いでしょう。

書くことがたくさんあるという方は、もちろんA3サイズでも大丈夫です。

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モーニングページQ&A

以下、モーニングページを続けながら自分自身が感じたさまざまな悩みや疑問について、わたしなりの考え方を書いていきます。あくまで私的な見解ですので、その点ご了承ください。

Q.朝に書かないといけない?

A.時間帯より、こだわるべきは『起きてすぐ』

名前に『モーニング』と付いていることもあって、わたし自身も朝に書くものと思っていましたが、今は朝にこだわる必要はないと思っています。

それよりも大切なのは『目が覚めてすぐに書く』ということ。

実際に書いてみるとわかるのですが、まだ頭が働いていない寝起きの状態でメモを書くと支離滅裂になるんです。思考があっちこっちに飛び、ひとつのことを書いている途中で、べつのことを書きたくなったり、感情的に書き殴ってみたり。

頭がはっきりしている状態だとそうはいきません。

順序立てて書こうとしたり、同じ内容をまとめようとしたり、きれいな字を書こうとしたり。どうしてもこうした意識が働いてしまいます。

でも、それだと、たんなる普通のメモ書き。モーニングページではありません。

モーニングページは、いわば頭の中のデトックス(毒出し)。理性よりも本能のほうが強い、寝起きの状態で書き出すからこそ、自分のなかに眠る本能的な欲求や問題が見つかるのです。

そう考えれば、朝という時間帯にこだわる必要はなく、むしろこだわるべきは『寝起きすぐに書く』ということではないかと、わたしは思います。

Q.ノートに書く方がいい?

A.書きやすいものであれば何でもOK

本のなかで著者がオススメしているのは“A4サイズ以上””見開きのページの片面に“”目安は三ページ“としてあるので、A4サイズ以上の大きさのノートだと思われます。

これを受けて、わたしも最初は100円均一で買ったノートに書いていたのですが、わたしは書いたらすぐに捨てたい人だったので、ノートをやめ、今はA4のコピー用紙の裏表に書くようにしています。

A4サイズ以上であれば、ノートであろうとコピー用紙であろうと、自分の書きやすいもので良いと思います。

わたしのおすすめは、もちろんコピー用紙。

線も入っていないのでどこから書いてもいいし、字が歪もうが大きさがバラバラになろうが気にならない。一枚紙なので角度も自由に変えられます。

書いた後にパンチで穴をあければ2穴ファイルで保管もできるし、捨てるのも捨てやすい。なにより安いのがいいですね。

Q.書いた後のモーニングページはどうする?

A.推奨は「8週間経過後に見返す」ですが、わたしは捨てています。

書いた後のモーニングページはどうするかというと、著者は8週間は見返さず、8週間経過後(書き始めて9週間目)にはじめて書いたことを見返すことを推奨しています。

そうすることで、何度も出てくるキーワードに気づいたり、考え方のクセが見つかったりするのだそう。

一方、わたしはというと即捨てです。モーニングページに書いたなかで、すべきことや記録しておくことを手帳に書き写したら、書いたその日のうちに捨てています。

もしも8週間、おなじことを書き続けていたとしたら、紙に残っていなくても記憶には残っているでしょうし、何よりわたしは自分が過去に書いたもので、推敲されていないものを読むのが好きではありません。

人に見せられない状態で書き殴るのです。9週間後の自分は、今のわたしにとって他人です。とても見せられる代物ではありません。

迷う方は、著者の言うように、ひとまず取っておいて9週間後に読み返してみてはいかがでしょうか。

Q.モーニングページには何を書けばいい?

A.文章でも単語でも絵でも、スピリチュアルなメッセージでも、何でもOK。

何を書くのも自由です。文章ではなくて単語でもいいし、絵でもいい。記号でも暗号でも、頭に浮かぶものを何でも書いてOK。

とはいえ、「そういわれるとますます難しく感じてしまう」という方もいらっしゃるかもしれないので、本に出てくるものとわたしが普段書いていることをいくつか書き出してみます。

わたしが書いているのは、以下のとおり。

  • 日付と書いている時間
  • 猫たちの様子
  • 今、考えていること
  • 食べたいもの、欲しいもの
  • (覚えていれば)見た夢の内容
  • 気温や体調など肌で感じること
  • 今日しないといけないこと などなど。

感情的で直感的に書いているので、単語だけが連なっていたり、話題が飛び飛びだったりしています。

また、どうしても書くことが浮かばないときは、「書くことがない」と書けばよい、ということですが、わたしは猫の姿や部屋の様子をスケッチしたり、ボールペン字の練習をしたりしています。

一方、本のなかで出てくるのは、

  • 「どうか私を導いてください」と頼み、聞こえてくるものを書き下ろす
  • 自分が先に書いたことや思ったことに対して「それについてどう思う?」と質問してみる
  • 宇宙にある”慈悲深い何かに自分の欲求や目標、願望を告げる”
  • 宇宙に救助してもらうため、助けを必要とすることをリストアップする
  • 「わたしを幸せにするものは何だろう」という質問を繰り返しながら書く
  • 亡くなった人たちに向けて質問を書き出し、答えを「聞く」

など、スピリチュアルなもののオンパレード。

スピリチュアルなものって胡散臭くてどうしても拒否反応が出てしまう気持ちもわかりますが、モーニングページにおいては、このスピリチュアルな書き方こそが正解なのだろうなと思っています。

なぜなら、モーニングページは『創造性の回復のためのツール』だから。

自分自身に対して疑問を投げかけ、それに自分で回答するわたしの書き方と、宇宙や故人に向けて質問をし、そこから得られる回答を書き出す著者らの書き方とでは、どちらの方が創造力を使うかは一目瞭然ですよね。

この頭の柔らかさを取り戻すことこそが、常識(と思っていること)で凝り固まった脳を解きほぐす良い薬なのだろうなと感じます。

今はまだ現実的でつまらないことばかり書いているわたしですが、ゆくゆくは著者らの書いているようなことも書いてみて創造性(あるいは直観力?)を鍛える訓練もしていきたいものです。

上記は、わたしが書いたモーニングページの一部。

写真を撮るために数日分まとめていましたが、普段は書いたらすぐに捨てています。

Q.A4用紙は大きすぎて書き続けられそうにない。どうしたらいい?

A.ミニメモ帳やToDoリストから始めるのはどうでしょう

読めばすぐに分かるのですが、本書は退職し、時間を持て余したシニア世代に向けて書かれたものです。

仕事や家事に追われている方では、寝起きに30分も時間を取るのは難しいかと思います。

そんなときにおすすめなのが、ミニメモ帳に『今の気持ち』や『頭に浮かんだこと』を箇条書きに書いてみるという方法

それなら5分もあれば書けますし、何も書かない日よりも圧倒的に頭の中はすっきりするはずです。

100円均一や無印良品にあるTODOリストを使うのもおすすめ。これを1日1シート書くんです。

1週間も続けてみれば、自分が似たようなことを書いているのに気づいたりなんとなく気にしていることがわかったりしてきます。

そのうち、書きたいことが徐々に増えていき、この小さいメモ帳では書き足りないなと感じるようになったら、そのときは少しずつ紙を大きくして、書くための時間も増やしていけばいいと思います。

そもそも推奨されているのは[目安として3ページ]ですが、わたしは3ページも書いていません。コピー用紙の裏表なので2ページ、書くことがないときは一面だけしか書かない日もあります。

これを無理して枚数を埋めようとすると、たちまち面倒くさくなって、

もういいや、めんどくさい

書くことないもん、やめた!

となってしまいます。

せっかくモーニングページというツールに出会ったのに、それではもったいない

書きたいことがある日は本当に面白いほど書けるものです。

だから、10行しか書けない、1行しか書けないっていう日は、それで十分ってことなんです。

その心の声に従って、その日はそれで打ち止めにすればいい。また書きたいことが心にむくむくと湧いてきた日に、自然と紙が埋まることもあるでしょう。

ミニメモ帳でもTODOリストでも良いので、1週間だけでも続けてみてください。書くのが楽しくなってくる前にやめてしまうのは、ちょっともったいないなと思います。

Q.モーニングページでしてはいけないことは?

A.「デジタル機器を使わないこと」と「他人に見せないこと」

モーニングページを書くうえでのタブーは、ふたつ。

ひとつめのタブーは『デジタル機器を使ってはいけない』ということ。

モーニングページは(手が不自由な場合をのぞいて)、できるかぎり手書きで書くことが推奨されています。

その理由は“自分が考えていることや感じていることと自分自身を正確につなげるため”。

手書きで書くとパソコンを使って書くより記憶に残ります。すると『カラーバス効果』が働くようになり、自分が考えていることに関する情報が自然と集まってくるようになります。

カラーバス効果とは、特定のものを意識することで、それに関連する情報が無意識的に目に留まりやすくなる現象のことをいいます。

たとえば、「来年の手帳は何にしよう」と考えていると、ネットニュースで手帳の話題が自然と目につくようになったり、まわりの人が使っている手帳を無意識に見てしまうようになったりする状態のことですね。

「転職したい」と考えていれば転職サイトが目に入り、「引っ越ししたい」と考えていれば物件情報を自然と探すようになります。

情報の数が多くなればなるほど、良い条件のものが見つかる可能性が高くなることは明らかです。

ふたつめのタブーは『他人に見せてはいけない』ということ。

モーニングページは自分自身の内面です。他人に見せることを前提として書いてはいけないし、書いた後も他人に見せてはいけません。書いていることを伝えると読みたがる人もいるかもしれませんので、場合によっては書いていることすら内緒にしていた方が安全かもしれません。

わたしはひとり暮らしですが、それでも書いた後は毎日重要事項だけ手帳に書き写して破り捨てています。

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モーニングページを続けて感じた『書いてみて良かったこと』

モーニングページを続けて3か月ほどになりますが、わたしが感じる『モーニングページを続けて良かったこと』をまとめると、以下の4つがあげられます。

1日を効率よく動くための行動順序がはっきりする

しようと思っていること、しなければならないこと、やってみたいこと、欲しいもの、などなど。

気の向くままにつらつらと書いたモーニングページを見返すと、行動の優先順位(または手際よく動ける手順)に気づきます。

「Aに行って、Bに行って、Cを提出して、Dを支払って」と頭のなかで考えるだけでなく、紙に書き出してみると「A→D→C→B」の順で行動した方が効率がいいことに気づけたり、「Bに行くなら、あれもついでに済ませよう」ということが連想ゲームのように浮かんできたりもします。

自分の頭のなかを客観視でき、不要な悩みを捨てられる

モヤモヤしていること、いらだち、不安に思っていることなどがある日には、ストレートに負の感情を全部書き出します。

強い感情は胸に抱えていると持て余すこともしばしば。そんな感情は一旦紙に書き出してみてください。

書き出された感情を見てみると、それほど大した問題ではないことに気づくこともあれば、これはひとこと文句を言っていいレベルという思いが芽生えてしまうこともあります。

そういうときは、ガツンと苦言を呈してみましょう。そうすればモヤモヤもスッキリです!

う~ん、いや、まぁ、そこまでのことじゃないかな。

そうだな、これしき。もう水に流して忘れよう!!

「苦言を呈そう!」と考えることで、許す選択肢が出てくる場合もあります。苦言を呈するにせよ、許すにせよ、これで頭のなかのモヤモヤはひとつ解消されます。

モーニングページに書き出さなければ(可視化しなければ)、ずっと形なく頭の中に不安の種として残っていたものが、モーニングページによってずいぶん解消されたと実感しています。

放置しているまたは問題視していることが浮き彫りになる

モーニングページを続けていると、毎日おんなじことを書いているなということに多々気づきます。

わたしの場合は、「不要品をリサイクルショップに売りに行くこと」。面倒くさくて、なかなか手をつけられず、3週間ほど同じことを書いた後、先日ようやく済ませることができました。

おなじことを繰り返して書いていることがあれば、それを自分が放置していること、そして放置している状態を問題視していることがわかります。

放置していることでも、問題視していなければ

そもそも頭に浮かんできませんからね。

モーニングページに書き出すことによっていつまでも心に残るので、問題解決のための一助になってくれていることは間違いありません。

自分の心の声に向き合う意識が芽生える

自分のことだからこそ、わからなくなっていることは多いと思います。

とくに他人のために動いてしまうような人。自分のことはついつい二の次になっていませんか?

自分さえ我慢すれば丸く収まる(泣)

自分が折れれば上手くいきそう(涙)

わかります。わたしも昔はずっとそんな意識で暮らしていました。

だからこそ伝えます。そんな生活をしていたら、いつか自分の心が壊れてしまいます。

自己犠牲をしてしまいがちな人にこそ、モーニングページを書いてみてほしい。他人の心よりも自分自身の心を大切にすることを一番にしてほしい。自分の気持ちと向き合うことを忘れないでいてほしい、と強く思います。

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モーニングページを書く勇気

これは著者が本のなかで書いている言葉です。

たしかにモーニングページは自分自身の内面と向き合うことになりますので、なかなか勇気のいる作業です。

自分が考えているより、口も性格も悪いことを知るかもしれませんし、毎日毎日おなじ問題からただ逃げ回っているだけだということに気づいてしまうかもしれません。

それでも自分が望む人生を生きたいと思っているのであれば、どういう形であれ、いずれ自分自身と向き合う必要は出てくるでしょう。

モーニングページは自分の内面を知るためのツールとして、とても有効だとわたし自身は思っています。しかも用意するものは紙とペンだけですので、お金もほとんどかかりません。

自分が本当にしたいことを見つけたい方や、最近気持ちがモヤモヤしている方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、

ありがとうございました(^^)

それでは、また☻

もっとスピリチュアルなメッセージに触れたいという方には、原著購読がおすすめ

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