断捨離®をすれば人生が変わるという話を聞いて、さっそく断捨離®してみました。
結論からいうと、やってよかったです。
今回、人生初の断捨離®で、わたしが手放したものは以下の27個。
まだまだ捨てられるものはありそうな気がするので、完璧ではないのですが、かなりスッキリすることができました。
この記事が、このような悩みをもつ方の一助になれば幸いです。
断捨離®の【断つ、捨てる、離れる】という
容赦ない用語の羅列が潔くて好きです。
わたしが手放したもの(物質編)
シングルサイズのベッド
実家に置きっぱなしになっていたシングルサイズのベッドを処分しました。
やましたひでこさんの断捨離®では、『一度、すべてのものを全部出して、必要なものだけ元に戻す』という手段がよくとられます。なるほど、それは作業しやすそうだ、と思ったものの、そもそも部屋のなかに『ものを広げるための空間』がないような有様。
なので、❶断捨離®に必要な空間を作るとともに、❷ひとつの判断でより大きな空間をあけられる、という理由から、大型の家具から手をつけることにしました。
購入者は両親ですが、断捨離®のことを伝えると、「もう使わないなら処分していいよ」と許可を得られたため、木材とマットレスに分解して市の焼却場に持っていきました。
処分には3,000円(木材500円、マットレス2,500円)ほどかかりましたが、その後の作業がしやすくなったし、広くなった空間を見てやる気に火がついたので、最初に大型家具を処分して良かったと思います。
学習机
学生時代に使っていた学習机(机の上に棚があるタイプ)も実家に置きっぱなしになっていたので、これも分解して、ベッドと同じように市の焼却場に持って行って処分しました。たしか処分費用が10㎏150円くらいで、1,000円はかかっていません。
これで部屋の半分ほどの面積が何もない空間になりましたが、その時点で行った判断はベッドと机を処分する、という2つのみ。たった2個のものを処分しただけですが、気持ちとしては半分以上が片付いたような感じを味わえました。最初に大型家具から手をつけたのは、わたしにとってはいい判断だったようです。
一年以上着ていない服・靴
少なくとも直近一年のあいだ、一度も袖を通していない洋服、履いていない履物を処分しました。
お高めのものやほとんど着ていないものはフリマサイトに出してみたところ、ちょっとしたお小遣いになってラッキーでした。ハンガーもクリーニングから帰ってきたままだったり、形が変形していたりとバラバラでしたので、ついでに処分。新しく3COINSのノンスリップハンガー10本セットを3組購入して、そのハンガーにかかるだけの洋服(冠婚葬祭用の服を含めて)だけ残すことにしました。
最初にハンガーを用意して「これに掛けられるだけ残す」というやり方は、視認しやすくて良かったなと思います。
亡き愛犬・愛猫のグッズ
亡き愛犬・愛猫の首輪やハーネスなどを処分しました。これは断捨離というより、終活ですね。
わたしも40代。いつ何が起こるかわかりません。亡き愛犬たちの物を処分したのは、わたし自身ですら大切すぎてどうしたらいいかわからないようなものを遺して死んでしまったら、わたしの遺品を片付ける家族が困ることは間違いないと思ったからです。
ちなみに、今回処分したのはハーネス、首輪など金属がついているもの。よく使っていた毛布やお気に入りのおもちゃなど布製のものは、エンディングノートに「一緒に焼いてください」とメモを残して保管を続けることにしました。
映画やテレビ番組を録画したビデオテープ
映画やテレビ番組を録画していたビデオテープを処分しました。いまはテレビをつけることさえなくなってしまいましたが、高校生のころはよく観ていたような気がします。
すでにブルーレイレコーダーに買い替えており、ビデオデッキがありませんでしたので、映像は確認せず一気に処分してしまいました。膨大な量でしたので、いちいち確認していたら、断捨離®を断念していたかもしれません。見れなくてよかったです。
使っていない文房具
文房具が好きで新商品などを見かけると、つい購入してしまいます。そのせいで、使い切れもしない文房具があちらこちらに。置いておいても劣化するだけですので、使っていない文房具はフリマアプリで売却することにしました。
あと、これまではノートを用途ごとに書きわけていたのですが、これからは全部を1冊のノート(無印のA6スリムノート)にまとめることにしました。書きわけたほうが見やすい気がしていたのですが、1冊にまとめてみると書き込むときに迷うことがないので便利ですね。もっと前からこうしていれば良かったです。
卒業アルバム
小・中・高校の卒業アルバムを処分しました。
処分する前に一度見返してみましたが、おどろくほど覚えていることがなくて、我ながら愕然としました笑。それなりに辛いことも楽しいこともあったとおぼろげに記憶していますが、良くも悪くも普通だったのでしょうね。
わたしの場合、もう二度と見返すことはないと確信しましたので処分しました。細かく裁断したのですが、大変骨が折れました。
見返すことのない写真
学生時代は、よく「写ルンです」で写真を撮っていたようで、教室や通学路、休日の誰かの家で撮った写真が、大きさも柄もバラバラの薄いアルバムに入れて保管してありました(昔は(今も?)現像すると写真屋さんで薄いアルバムをくれたのです)。
自分の写真をとっても一度も見返さないことに気がついたのが二十代後半の頃。これに気がついてからは、旅行に行っても何かのイベントに参加しても、その場を楽しむことに集中するようにして、写真を撮ることは一切なくなりました。
年を取ってから見返したくなるだろうか、とも思いましたが、わたしがこれから手に入れたい理想像は、いくつになっても『いまを大事にする』という生き方。
ということで、かならず見返す愛犬、愛猫の写真は残して、それ以外の写真はほぼ処分しました。(処分する前に両親に見せて、欲しい写真は家族のアルバムに移行してもらいました)。
ちなみに、卒業アルバムと同様、思い出の写真も二度と手に入らない貴重なものです。「誰かに感化されて処分して後悔」ということがないよう、処分すると決めてから、念のため一定期間は自宅で保管されておくことをオススメします。
CD/MD
高校生のころに聞いていたCDやMDが大量に出てきましたが、MDに関しては、もう再生機もありませんでしたので処分しました。懐メロが聞きたくなったときには、またダウンロードすることにしようと思います。
読み終えた本
ほとんど物欲のないわたしですが、唯一の趣味が読書。なかでも昭和初期の大衆小説が好きなので、もっぱら購入するのは古書。たいがい虫食いや紙ヤケがあるので、綺麗なものではないです。
有名どころだと再販されていたりもするのですが、検閲にかかっていたり、当時の言い回しが微妙に変わっていたりするので、どうしても最初に出版された状態で読みたくて。
そんなこんなで集めた古本が収納ボックスに5つほどたまっていたので、どうしても残したい本以外は手放すことにしました。捨てるのは抵抗があったのでフリマアプリで販売してみたところ、ほとんどが理想の値段で売れました。大切な品を手放す際は、フリマアプリやリサイクルショップを利用すると捨てずに済むのでありがたいです。
学生のころ作った品物
学生時代に作ったものや描いた絵、テスト、絵日記などと、あとは誰でもとれるような賞状や盾などが残っていましたので、(これも念のため両親に確認後)全部処分しました。
これらのものが残っているとは思っていなかったので、処分するのに抵抗はなかったです(もともと捨てていると思っていたので)。
結婚式出席用ドレス
兄弟の結婚式も無事に済み、ひとまず結婚式の出席ラッシュが終わった気配を感じましたので、参列用のドレスを処分しました。縁起物なので、なんとなく売却する気にはならず、義妹が欲しいと言ってくれたドレスは譲って、ほかのドレスは廃棄しました。
今後、もし結婚式に出席することがあれば着物のレンタルなどを利用しようと思っています。
過去にしていた仕事の資料など
これまで、いくつかの仕事をしてきました。それらの仕事に関する論文資料や書籍などを何となく保管していたのですが、『これからの自分が望む理想の人生』を考えたときに、これらの職にふたたび就くことはないと確信しましたので処分しました。
高価でしたし、もう二度と買えないかもしれない、と考えると捨てるのも悩みましたが、今後、もしその界隈の知識が必要な時には、自分で解決しようとせず、専門家に依頼することにしようかと。
この断捨離®を機に、なんでも自分で解決しようとしてきた(そのせいで、どんな知識も広く浅くしか身につかなかった)自分の考え方も捨ててしまおうと思います。
落ちた試験の参考書
昨年落ちて、今年受けようかと思っていた試験があったのですが、これも『試験に受かったとして、将来的に本当にその仕事をしたいか』を考えたときに『その仕事をしたいわけじゃない』となったので受けないことにしました。
よくよく考えてみれば『受験を止めてしまうと昨年勉強した知識が無駄になるのがもったいないような気がして』いただけなんですよね。もし断捨離®をしていなければ、将来就きたいわけでもない仕事に必要な資格をとるために無駄な時間を費やすところでした。
ということで、参考書類はすべて廃棄して、試験勉強のための時間は全部『本当にしたいこと』に費やすことに。
今回、断捨離®したなかで、
これが一番スッキリしました☻
収納ボックスなどの収納グッズ
処分した物が入っていたタンス・シェルフ・ラック・収納ボックス・本棚など、収納のためのグッズを一部処分しました。今後、物が増えないための対策です。
ぬいぐるみ
顔があるものを捨てるのは苦手でどうしようかなと思っていたのですが、甥っ子がぬいぐるみを気に入り、持って帰りたいというので、渡りに船とばかりに2、3個譲りました。
亡くなった祖母が買ってくれたぬいぐるみなどはまだ手元にあるのですが、これらは燃えるものですので、わたしの火葬の際に一緒に入れてもらおうと思います。
旧スマホ・パソコン
昔使っていたPHSやスマートフォン、ノートパソコンを処分しました。
処分の方法はいろいろありましたが、近所のヤマダデンキで無料で引き取ってくれるというので、そちらに持って行って引き取ってもらいました(データの初期化は自分でしました)。
引換券をくれるだけで目の前で穴をあけてくれたりはしないので、初期化の方法がわからない場合や、データが心配な場合は別の方法で処分されたほうが良いかと思います。
デジタルカメラ
ほとんどスマホで写真を撮るので、デジタルカメラも処分しました。各種部品もつけて、購入価格の80%offくらいの値段でリサイクルショップに買い取ってもらいました。
(使わない)猫のシステムトイレ
うちのお猫様は気分屋なので、紙砂のトイレ、鉱物タイプの砂、上から入るタイプ、屋根付き、広いトイレ、システムトイレと2猫に対してトイレが6つ用意してあります。
そのなかでシステムトイレだけは(購入してから半年ほど置いていますが)一度も使わないので、今回処分することにしました。
過去の趣味のもの
過去、ハマっていた趣味のものを手放しました。
具体的には、銅版画作家の画集、柳田国男全集、映画のパンフレット、デッサン道具、PEZ(ラムネ菓子の入れ物)を売却あるいは廃棄しました。
正直、今回の断捨離のなかで、これらをどうするかが一番迷いましたが、場所も取っていましたので思い切って処分。いずれ、また必要があれば巡り合うこともあるでしょう、ということで。
銀行口座・クレジットカード
以前、自営業をしていたときに作った口座がそのままになっていましたので、そちらをクレジットカードも含めて解約しました。
ポイントカード
ほとんど行かないお店のポイントカード類を処分しました。ポイントカードをよく行くスーパーだけに絞ると、これまでよりもすぐにポイントも貯まるので良いですね。
いままでは「A店で〇〇が安い」「B店は△△が安い」という買い物をしていたのですが、今後は「歩いていける距離のお店で、そのときお買い得な物を買う」という買い物スタイルに変えていこうと思います。
スーツケース
20年近く前に購入したスーツケースが実家の物置に積まれていたので廃棄しました。
使ったのは一度だけでしたがロックの解除番号がわからず開けられなかったため、売却も出来ず廃棄しました(開けてなかを確認しないと買い取れないそうです。たしかに未開のスーツケースは怖いですよね)。
使えない/使わないいただきもの
引き出物やお歳暮、お中元などでいただいた食器やインテリア雑貨などを、せっかくだからと保管していましたが、いまのインテリアにそぐわない物や猫がいて使えそうにない物は手放すことにしました。
ついでに、タオルなどの消耗品は、いま使っているタオルを雑巾にして交換して使うことに。
貧乏性なもので高級品をいただいてもなかなか使うことができないのですが、引き寄せの法則からいえば、これはよくない価値観ですもんね。
「いつだって手に入れられる」
と考えるクセをつけること。
わたしが手放したもの(非物質編)
物質以外のものもいくつか手放しました。目に見えてスペースがあくわけではないのですが、頭の中の空間は広がったような気がします。
PC内のデータ
容量が多くなってきたのでPCのなかに蓄積されたデータも整理することにしました。ただ、膨大すぎて2、3か月かかりそうでしたので、SDカードを購入し、ひとまずは外部に移すのみとしました。
これは、おいおい時間があるときに少しずつ整理していこうと思います。移し終えたデータはPCから削除しました。移し替えただけなので断捨離とはいえないですね。ま、PCから消した、ということで。
スマホアプリのカレンダー
一年で人生を変えるために、無駄な時間はできるだけ削りたい。ということで、この一年間のモットーはできるだけ作業をまとめて、簡略化すること。
これまでは予定を❶スマホのカレンダーアプリに入力して、さらに❷手書きの手帳にも書き込んでいたのですが(手帳をかばんに入れ忘れることが多かったため)、今年は手書きの手帳に全部の記録をまとめることにして、カレンダーアプリは削除しました。
デフォルトで入っているカレンダーアプリはそのまま入っているのですが、ただのカレンダーとして表示させており、予定の記入などでは利用していません。
アプリゲーム
本当はずっとゲームしていたい、というくらいのゲームが好き(上手くはない)なので、思い切ってアプリゲームをアンインストールしました。
毎日1時間遊んでいたとして、1か月で約30時間。これだけでも、そこそこまとまった時間です。
やりたいゲームは一年後、すべての目標を叶えて手に入れた新しい人生とともに楽しむためにとっておこうと思います。
断捨離®を終えてみて
これら27個のものをぜんぶ処分し終えるのに、だいたい1か月ほどかかりました。
ゴミ出しの日を間違えたり、ベッドや学習机を分解していてケガをしたり、PCの初期化が上手くいかなかったりといろいろ大変なこともありましたが、本当にやってよかったと心から思います。
ひとまず実家にわたしの私物はなくなったので良しとして、いまの住まいの断捨離®は、これからも引き続き行っていこうと思います。
という方は、引き出しひとつ、本棚一段からでもできますから、断捨離®で『いまの自分の心と向き合う時間』を作ってみてはいかがでしょう。
すっかり断捨離®の魅力にハマりました!
いずれこの世を去るときは、痕跡をひとつも遺さず、
キレイさっぱり消えたいものです。
それでは、また☻
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