わたしはこれまで、仕事用、ブログ用、勉強用、読書記録用など、用途ごとにノートを分けて使っていました。
気づけばその数は12冊。
それぞれに役割があったので、最初はそこまで不便を感じていませんでした。けれど、書く場所が増えるにつれて、「どこに何を書いたか」が少しずつ分かりにくくなってきました。
そこで、12冊のうち8冊分のノートを、1冊のノートにまとめてみることにしました。
実際にノートを一元化してみると、どこに書くか迷う時間が減り、過去のメモを見返す回数も増えました。その一方で、ノートを使い切るペースが早くなったり、情報を探すのに少し時間がかかったりするデメリットもありました。
この記事では、ノートを一冊にまとめて感じたメリット・デメリットと、実際にどれくらいのペースでノートを使い切っているかをまとめます。
また、今回のために書籍『情報は1冊のノートにまとめなさい』も読んでみました。この本に関するわたしなりの考えも記事の後半にまとめています。
もっと効率よくノートを使えるようになりたい方、一元化を考えている方、ノートを一冊にまとめるか迷っている方の参考になればうれしく思います。
これまで使っていたノートのこと


これまでのわたしは、用途ごとにノートを分けて使っていました。とくに不便を感じていたわけではないのですが、書き出してみると想像以上に数が多く、自分でも少し驚きました。
使っていたノートは、たとえばこんな感じです。
| ❶ブログ用ノート | どんなブログにするか、配色はどうするかなど、思いついたことを書いていました。あとから方向修正したので、いま見るとかなりのメモがボツになっています。 |
| ❷読書ノート(小説以外) | 文芸、哲学、自己啓発、健康、猫関係など、小説以外の本の記録用です。 |
| ❸レシート管理用ノート | 家計簿はなかなか続かなかったので、せめてレシートだけでも保管しようと思って使っていました。 |
| ❹小説のネタ帳 | 切り抜きや付箋、チラシ、ラベルなど、創作のヒントになりそうなものをまとめていました。 |
| ❺占い記録用ノート | ルノルマンカード占いの結果と、現実との一致・不一致を書き留めるためのノートです。 |
| ❻メモ帳 | 頭の中を整理したいとき用にリーガルパッドを使っていました。黄色い紙は目が疲れにくく、埋もれても見つけやすいので気に入っています。 |
| ❼プログラミング勉強用 | ブログを始めるにあたってHTML&CSSを勉強しようと思い、無印のルーズリーフを用意しました。ただ、まだほとんど書けていません。 |
| ❽読書ノート(小説) | 小説用は別にしていて、MDノートの方眼を使っていました。家系図や間取り図を書き写すのにも便利でした。 |
| ❾スケジュール帳 | 無印のバーチカルタイプを使っています。極限までシンプルで、とても気に入っています。 |
| ❿車用のメモ帳 | 車内で思いつくことが多いため、車に1冊置いていました。 |
| ⓫エンディングノート | 終活や遺言代わりの記録は、毎年スケジュール帳にまとめています。 |
| ⓬書き上げた小説管理用 | 以前、パソコン上のデータを消してしまったことがあるので、完成した小説は印刷して残しています。 |

とくに不便は感じていなかったのですが、こうして並べてみると、思った以上に細かくわけていたのだなと実感しています。
ノートを1冊にまとめてみた
これら12冊のうち、ブログ用、読書用、レシート管理用、小説のネタ帳、占い記録用、プログラミング勉強用、小説の読書ノート、車用メモの8冊を、1冊のノートにまとめてみることにしました。
一方で、頭の中を整理するためのメモ帳、スケジュール帳、エンディングノート、書き上げた小説の保管用など、まとめるのに向いていないものは、これまでどおり別に管理しています。
つまり、「何でもかんでも1冊にした」というよりは、まとめやすいものを一元化した、という感覚に近いです。
わたしが選んだのは、無印良品のA5スリムノートでした。選んだ理由は、主に次の4つです。
ノート選びについて、ひとつ感じていることがあります。
それは、自分が「始めるのが好きなタイプ」か、「終わらせるのが好きなタイプ」かで、向いているノートが少し変わるということです。
わたしは明らかに前者で、新しいノートを使い始めるときに気分が上がるタイプです。
そのため、あまりにも分厚いノートだと途中で飽きやすく、使い終わりの早い薄めのノートのほうが続けやすいと感じました。
もし、わたしと同じように新しいノートを開く瞬間が楽しみなタイプなら、最初から枚数の少ないノートを選んだほうが、書く習慣を続けやすいかもしれません。
書く習慣を気軽に始めたい方は、感謝ノートのような小さな記録から試してみるのもおすすめです。
ノートを1冊にまとめるメリット
ここからは、実際に8冊から1冊にまとめてみて感じた良いところをまとめます。
ノートを持ち替える手間がなくなる
これまでは、ノートが必要な作業をするとき、その内容ごとに別のノートを用意していました。
たとえば、買い物から帰ってきたあとでも、
というように、作業ごとに使うノートが違っていました。
分けていたときはそれが当たり前だったので、とくに面倒だとは思っていませんでした。でも、どれも同じノートに書いていい、貼っていいとなると、想像以上にラクでした。
ノートを探す、持ち替える、開き直す。その小さな手間が減るだけでも、書くハードルはかなり下がったように思います。
どこに書くか迷わなくなる
分けていたノートは、それぞれ役割がはっきりしていたので、何を書くかが明確なものは困りませんでした。ただ、「これはどこに書こう」と少し迷うものもあります。
たとえばCSSデザインに関することは、ブログ用ノートに書くべきにも思えるし、HTML&CSSの勉強用ノートに書くべきにも思えます。
こうした小さな迷いは、その場では大したことがないようでいて、積み重なると意外と面倒です。
1冊にまとめるようにしてからは、「これはどこに書こう」と立ち止まることが減り、思いついたときにそのまま書きやすくなりました。
ささいなことですが、この迷いがなくなるだけでも、書くことへのハードルはかなり下がると思います。
同じメモを見る回数が増えて記憶に残りやすい
ノートを分けていたときは、基本的にそのノートの最後から続きを書くだけになりがちで、前に書いた内容を見返す機会はあまりありませんでした。
でも1冊にまとめると、「この続き、どこまで書いたっけ」と少し前のページをさかのぼることが増えます。すると、過去に書いたメモを自然に目にする回数も増えました。
じっくり復習しているわけではないのに、「あ、これ前にも書いたな」「そういえばこんなことをメモしていた」と思い出すことが増えたのです。
流し見に近い見返し方でも、繰り返し目にする回数が増えると、以前より記憶に残りやすくなるのだと感じました。
ノートにかけるお金と時間を見直せる
わたしは小さいころから文房具が好きで、とくにまっさらなノートに弱いところがあります。すてきな表紙のノートを見ると、つい買いたくなってしまうんです。
けれど、使うノートをひとつに固定してからは、不思議と「別のノートが欲しい」という気持ちがかなり落ち着きました。
いま使っているのは無印のA5スリムノートです。
100円ノートよりは少し値が張りますが、紙質がよく、書いていてストレスがありません。以前のように、そのときどきの気分でノートを増やしていた頃に比べれば、結果的には出費も落ち着きました。
また、「次はどのノートを使おう」と選ぶ時間も減りました。お金だけでなく、時間の面でも無駄が少なくなったと感じています。


ちなみに、この記事を書いたときから半年ほど経った現在は、無印良品の新シリーズ「A5の1コマノート」を利用しています。
情報を選んで書くようになる
以前は、少しでも気になることがあれば、とりあえず貼る、とりあえず書く、ということをよくしていました。
ジャンル分けしていて、しかもノートの冊数も多かったので、無意識のうちに「埋める場所がある」と感じていたのかもしれません。
でも、1冊にまとめるようになってからは、ノートの余白にも限りがあるので、「本当に残したいものだけ」を選ぶようになりました。
貼るにしても、そのまま全部貼るのではなく、自分に必要な部分だけを選ぶようになり、その結果、情報が以前よりも凝縮され、ノートそのものの価値も上がったように感じています。
ノートを1冊にまとめるデメリット
もちろん、1冊にまとめることには良いことばかりではありません。以下に書いたような、デメリットと感じる部分もあります。

目指したのは「1冊にまとまっていても、書いたことがすぐ見つかるノート」でした。今の形に落ち着くまでは、いろいろと試行錯誤しました。
探すのに時間がかかることがある
ジャンルごとにノートを分けていたときは、そのノートには当然その内容しか書いていません。以前の情報を探すときも、比較的すぐにたどり着けていました。
一方で、1冊にまとめたばかりの頃は、目的の情報にたどり着くまで時間がかかることもありました。
ただ、現在は
この3つのおかげで、以前ほど困らなくなっています。


ノートを1冊使い切るペースが早くなる
これまで8冊に分けて書いていたものを1冊にまとめているので、ノートが埋まるペースはかなり早くなりました。
わたしの場合、今のところ1か月に3冊ほど使い切るペースです。
そのぶん冊数は増えますが、使っているA5スリムノートは厚みが控えめなので、保管していてもそこまで圧迫感はありません。
安いノートを選べば出費も抑えられるかと思いますが、紙質もよく、書きやすいので、今のところこのノートを使い続けたいと思っています。
重要な情報は別に管理した方が便利で安心
ノートを1冊にまとめるといっても、すべての情報をそこに入れる必要はないと思っています。
たとえば、IDやパスワード、契約に関すること、長く保管しておきたい情報などは、普段使いのノートとは別にしておいた方が安心です。
わたしは、こうした重要な情報は、普段持ち歩いたり、頻繁に開いたりするノートには書かず、万一のことも考えてエンディングノートにまとめておくようにしています。
1冊にまとめるノートは、あくまで「日々のメモ」「読書記録」「ブログのアイデア」「勉強したこと」など、今の自分がよく使う情報を集める場所にしています。
なんでも1冊に入れると便利なようにも見えますが、情報によっては、分けておいた方が探しやすいものもあります。
特になくすと困る情報や、人に見られたくない情報まで同じノートに入れてしまうと、かえって持ち運べなくなったりと、扱いづらくなってしまうことも考えられます。
ノートの一元化は、「全部の情報を1冊にまとめる」を目標にするのではなく、「よく使う情報の置き場所を減らす」くらいに考えると、無理なく続けやすいと思います。
\デメリットについては、こちらの記事でより詳しくまとめてみました。/
ノート一冊を使い切るまでにどれくらいかかる?
ノート一冊を使い切るまでの期間は、書く量やノートのページ数によって変わります。
わたしは1か月に約3冊
ブログのメモ、読書記録、買い物中に思いついたこと、勉強のメモなどを同じノートに書いているため、上でも書いたとおり、今のところは1か月に3冊ほど使い切るペースで使っています。
最初は「少し早すぎるかな」と思いましたが、実際に使ってみると、このくらいのペースの方がわたしには合っていました。
理由は、1冊の中に入る情報量が多すぎないからです。
あまりにも分厚いノートを使うと、過去のページを探す範囲が広くなり、見返すのが面倒になってしまいます。けれど、薄めのノートであれば、探す範囲が限られるため、「あのメモはこのあたりに書いたはず」と思い出しやすくなります。
使い切る早さは書く量とノートの厚さで変わる
ノート一冊をどれくらいで使い切るかは、
などによっても変わります。
毎日たくさん書く人なら数週間で使い切ることもあるでしょうし、ちょこちょこしか書き込まない人なら、1冊を数か月使うこともあると思います。
ノートを1冊にまとめるとして、その習慣を続けていくためには、「自分が見返しやすく、続けやすいサイズ感のノート」を見つけることが大切です。
早く使い切れるノートの方が続けやすい場合もある
ノートを1冊にまとめると、使い切るまでの時間はどうしても早くなります。
わたしは、1か月に3冊くらいのペースで使い切っていますが、これは、ノートのページ数が少ないことも影響していると思います。
もし、書き込む情報の量を変えずに、もっと長い期間使えるようにしたければ、枚数の多いノートを使うという手もあります。
ただ、分厚いノートを長く使うと、たくさん書ける反面、あとから見返す範囲も広くなります。どこに何を書いたかを探すのが面倒になると、せっかく書いたメモを使わなくなってしまうこともあります。
その点、薄めのノートなら、使い切るまでの期間が短いので、「これは今月のノート」「これは先月のノート」と区切りをつけやすくなります。
新しいノートに移るタイミングで、残しておきたいことだけを見直すこともできます。
どんなノートを使うかは個人の自由ですが、わたしは「早く使い切って、新しいノートを使い始めたいタイプ」なので、ページ数は少なめのもののほうが性に合っていると感じています。
わたしのようなタイプの人は、薄めのノートのほうが続けやすいかもしれません。
『情報は1冊のノートにまとめなさい』から取り入れたこと
ノートを1冊にまとめるにあたって、参考にしたのが書籍『情報は1冊のノートにまとめなさい』でした。有名な本ですが、今回初めて読みました。
知りたかったのは「書いたことがすぐ見つかるノート」の作り方
1冊にまとめると、どうしても心配になるのが「どこに何を書いたかわからなくなるのでは」という点です。わたしもそこが気になって、この本を読み始めました。
本の中では、
- ノートの表紙に目次を作る
- ノートに書いた内容をパソコンにも入力して検索用ファイルを作る
といった方法が紹介されていました。
正直に言うと、わたしにはかなりハードルが高く、途中で断念しました。こういう細かな管理ができる方には、とても役立つ方法だと思います。

本書に限らず、自己啓発本などに書かれていることは、あくまで「誰かがうまくいった方法」です。
その方法がうまくいく人もいれば、「その方法は自分には合わないこと」を知るために役立つこともある。これも読書のメリットのひとつです。
書籍を参考にして決めた、わたしなりの使い方
本を読んだうえで、わたしが取り入れたのは「本の内容を丸ごと真似すること」ではなく、自分に合う形に変えることでした。
ここでは、その中でも大きかった3つをまとめます。
「貼る」はできるだけ少なくする
書籍の中では、レシートでも給与明細でも電話メモでも、何でも貼ることがすすめられていました。けれど、わたしは「貼るものは極力少なくする」方法を選びました。
なんでも貼るのは簡単ですが、そのぶん情報として残りにくいと感じたからです。
実際、最初に試したときは、取捨選択せずにいろいろ貼っていたのですが、見返すことはほとんどありませんでした。

見返したところで、貼ったこと自体を覚えていないものも結構ありました。
貼るものを増やしすぎると、
といったことも起こりやすくなります。
そのため、わたしは「何でも貼る」のではなく、本当に必要な部分だけを残すようにしました。
重要な情報は別のノートに分ける
本の中では、IDやパスワードをパソコンに入力して印刷し、ノートに貼る方法も紹介されていました。一方で、わたしは「重要な情報は別のノートに分ける」ほうが合っていました。
なんでも同じノートに集めれば便利そうに見えますが、情報には「持ち歩きたいもの」と「必要なときに見られればいいもの」があります。
IDやパスワードのような情報は、エンディングノートにまとめて、自宅に保管しておくことにしました。
1冊にまとめるといっても、わたしは「すべてを一律に入れる必要はない」と考えます。ここは人によって線引きが変わる部分だと思います。
そもそも「どこに書いたか」を探さなくていい形にする
1冊のノートにまとめるにあたって、一番不安だったのは「情報が混在し、探すのが大変になるのでは」ということでした。
書籍では目次を作ってPCと連動させるという方法を使っていましたが、わたしにはハードルが高かったので、別の方法を取ることにしました。
そこで考えたのが、「その月のノートは、その月のうちに使い切る」という方法です。
わたしの場合、1か月に約3冊。
できるだけ次の月へ引き継がずにすむよう、ノートに書いたことはなるべくその月のうちに片づける。
長期的なプランや、すぐには使わないけれど後で必要かもしれないものだけ、該当ページに付箋をつけて残しておく。
このやり方にしてから、「どこに書いたか」を長く探し続けることがかなり減りました。
この流れで回していくほうが、わたしには使いやすく感じています。
ノートの一元化で、時間も気持ちも整理しやすくなった
今回、8冊のノートを1冊にまとめてみましたが、やってみてよかったと思っています。
いまの形に落ち着くまでには試行錯誤もありましたが、結果として、ノート選びに悩む時間は減り、どれに書こうか迷うことも少なくなりました。
見返す回数が増えたことで、書いたことも以前より記憶に残りやすくなったように感じています。
また、書く場所がひとつに絞られると、「いまの自分に必要なこと」が見えやすくなります。何でも書けるからこそ、逆に「何を書くか」を選ぶようにもなりました。
たくさんのノートを使いすぎて、自分の考えが少し散らかっている気がするときは、2週間だけ、同じノートにまとめてみる、というのもひとつの方法かもしれません。
頭の中を整理する方法としては、朝に思いついたことを書き出すモーニングページも続けています。
ノートを一冊にまとめる前に、まずは「書く習慣」そのものを試してみたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

ただ、「2週間試してみたけれど、まとめないほうが使いやすい」という方もいると思います。自分の考えが固まるまでは、いま使っているノートは無理に手放さないことをおすすめします。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。






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