断捨離のつもりでノートを1冊にまとめたら記憶定着率があがった気がする話

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わたしはこれまで、ノートをジャンルごとにわけて使用していました。

仕事用・猫の記録用・ブログ用・勉強用・読書記録用・レシート管理用などなど。あらためて確認してみると、分けも分けたり、その数12冊

これまではとくに不自由や不便さも感じてはいませんでしたが、断捨離®をすすめていくなかで、「このノート類をどうにかできないだろうか」と感じることが多くなりまして。

このたび、『このうち8冊に分けていたノートを1冊にまとめる』に挑戦してみました。

これが思っていたよりもメリットが多かったため、良かった点などまとめておこうと思います。

ノートのつけ方などで迷っている方のお役に立てれば幸いです。

この記事はこんな方におすすめ
  • ノートを付けているけれど、なかなか記憶が定着しない
  • どのノートに書いたか忘れて、結局ノートを取っている意味がない
  • デジタル世代なのでアナログのメモやノートに魅力を感じない
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これまでのわたしのノートたち

これまで使っていたノート類1
これまで使っていたノート類2

これまで、わたしが使っていたノートはこんな感じです。

❶ブログ用ノートブログを始めたのは今年になってからですが、どんなブログにするか、配色は、など思いついたときに書き込む用にしていました。結局、いろいろ修正したので、このノートに書いたメモは90%以上がボツになってしまいました。
❷読書ノート(小説以外)文芸、哲学、自己啓発、健康、猫関係などなど、小説以外で読んだ本の記録をつけていました。
❸レシート管理本当は家計簿をつけた方がいいのだろうなと思いつつ、それがなかなかできないので、せめてレシートの保管だけはするようにしていました。ただノートにレシートを貼るだけなんですけどね。
❹小説のネタ帳新聞や雑誌の切り抜き、ふせんに書いた思いつき、どこかでもらったチラシ、パッケージデザイン、美味しかった物のラベル、イメージが膨らむ絵の写しなど、趣味で書いている小説のネタになりそうなものをまとめていました。
❺占い記録用自分のことを占うだけのルノルマンカード占いをしています。これまでに出たカードと現実の一致または不一致箇所やカードの持つ意味を書いたりして占いの精度をあげるためのノートとしてLIFEのノーブルノートを利用していました。
❻メモ帳頭の中を整理するのにリーガルパッドを使っています。好きなところは、紙質が薄くて、罫線が太いところ。白に比べて黄色に黒文字は目が疲れないし、ほかの紙に挟まってもすぐに見つかるので重宝しています。
❼プログラム勉強用ブログをはじめるにあたって、HTML&CSSの勉強をしておこうと思い、無印のルーズリーフを用意しました。でも、まだほとんど書けていません。
❽読書ノート(小説)小説用の読書ノートはMDノートの方眼を使っていました。方眼はあまり好きではないのですが、MDの方眼は薄い水色なので、あまり升目が気になりません。ミステリ小説でよくある家系図や間取り図を書き写すのにも便利でした。
❾スケジュール帳無印のスケジュール帳(バーチカルタイプ)を利用しています。これまでいろんな手帳を使ってきましたが、極限までシンプルを突き詰めてあり、とても気に入っています。とくに、土日の表記がグレーなのが最高ですね。来年も同じ物を購入しました。
❿車用のメモ帳車内でいろいろ思いつくことが多いので、車用に1冊ノートを用意していました。今後は、メモ帳に書くようにして、まとめノートに書き写すことにしました。
⓫エンディングノート終活用のエンディングノートは遺言書も兼ねて、毎年スケジュール帳に書くようにしています。2024年はロルバーン(リングタイプ・メモ帳が多いので)を使用していましたが、2025年は、無印のスケジュール帳(マンスリータイプ)にしました。
⓬書き上げた小説管理用以前、パソコン上のデータを全部消してしまったことがありました(データを移す前にGoogleアカウントを消してしまったため)。それ以来、書き上げた小説だけは印刷しておくようにしています。

とくに不便ではなかったのですが、書き出してみると多い気もしますね(;”)

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1冊のノートにまとめる

これらのノートのうち、❶❷❸❹❺❼❽❿の8冊を1冊のノート(無印A5スリムノート)にまとめることにしました。

(まとめるのに向いていない❻メモ帳、❾スケジュール帳、⓫エンディングノート、⓬書き上げた小説を印刷して貼る用は、今後も別に管理していきます。)

無印良品のA5スリムノートを選んだ理由
  • サラサラ書けること
  • ノートの枚数が少ない(40枚)こと
  • 無地ではなく、かつ枠線が薄いこと
  • いつでもネットで購入できること(しかも、ネットでまとめ買いすると少し安く買えます)

ノート選びに関して、ちょっとおせっかいな助言をひとつ。

  • 『ものごとを始めるときに喜びを感じるタイプ』
  • 『ものごとを終わらせるときに喜びを感じるタイプ』

このふたつのうち、

終わらせるときより、始めるときのほうがテンションあがる♪

というタイプなら、枚数が少ないノートをおすすめします。

わたしがまさに『始めることが好きなタイプ』なのですが、あまりにも枚数の多い(分厚い)ノートを使い始めると、途中で飽きてしまうんですよね。

ノートを使い終わるときよりも、新しくノートを使い始めるときのほうが達成感ややりがいを感じる、という方は、枚数の少ないノートを選んだ方が「もう少しで新しいノートに移れる!!」という喜びを感じやすいので、『ノートを書くという習慣』を楽しく続けられると思いますよ。

1冊にまとめるメリット

ここからは、実際にわたしが12冊→1冊にまとめてみて感じた良いところをまとめていきます。

ノートを変える時間や手間がかからない

これまではノートが必要な作業をするときには、そのジャンルごとのノートを用意する必要がありました。

たとえば、買い物を終わらせて帰ってきた場合、

  • レシートを貼る→レシート貼付用ノート
  • もらった新刊案内の小冊子を貼る→小説のネタ用ノート
  • 買い物中に思いついたブログのネタを書く→ブログ用ノート

というように。

本当の本当に、今までは全然面倒ではなかったんです。それが当たり前だったので。

でも、どれも同じノートに書いていい、貼っていいとすると、まあ便利なこと。

ノートを探す・変えるという手間が省けるし、いちいち手を止めなくていいので、かなりの時短になったと思います。

迷う時間がなくなる

上記のように『どれに書くべき事柄か』がわかっているものはいいとして、「これはどこに書こう」「これはどれに貼ろう」というものもたまにはあります。

たとえば、CSSデザインに関する事柄に関して、ブログ用ノートに書くべきにも思えるし、HTMLの勉強用ノートに書いておく方がいいようにも思える、というように。

1冊のノートに書くことにすれば、その都度「どのノートに書こうか」と悩む時間がなくなるので、これも時間短縮につながります。

同じメモを見る回数が増え、記憶定着率があがる

それぞれノートを分けているときは、ノートの終わりから続きを書くことになるので、正直、前に書いたものを見返すということはあまりしていませんでした。

でも、ノートを1冊にすると「このジャンルのものは、どこまで書いたっけ?」と、さかのぼって確認する機会が増えました

それを定期的に繰り返すので、必然的にノートに書いてあることを見る機会が増え、それまでに書いたあらゆることの記憶定着率が以前よりも格段にあがったように感じます。

『見る』というのは、本当に流し見するだけで『確認する』というほどではないのですが、それでも「あ、そういえば、書いたな」と思い出すことが多々あります。

おなじものを繰り返し何度も目にしているので、当然と言えば当然なのかもしれません。

ノートにかけていた「お金と時間の無駄使い」が減る

文具会社で働いていた叔父の影響もあってか、小さいころから文房具が好きです。

とくにまっさらなノートが大好きで、すてきな表紙の新品ノートを見ると買いたくなる衝動を抑えるのに必死。

(まぁ、これまでは抑えきれずに買っていたから、ノートをジャンル分けして消費していたわけですが……。)

でも、ノートを1冊に固定するようにしてからは、不思議とノートが欲しいという欲求自体が消えました。断捨離®の効果かもしれません。

現在、わたしが使っているのは無印のA5スリムノート

無印A5スリムノート
ノートに記録していること

1冊100円のノートより紙質がよく、サラサラなめらかに書けてストレスがないので、こちらを使用しています。それでも1冊1,000円のノートを考えなしに購入していたときよりは無駄使いが減りました。

くわえて、使うノートをひとつに固定してしまうとノートを選ぶための時間もかからなくなりました。明らかに、お金と時間と無駄使い対策になっていると思います。

情報の取捨選択をするようになった

これまではちょっとでも気になることがあれば、なんでも適当に貼ったり書き込んだりしていました。

ジャンル分けしているうえに、分厚いノートを購入していたので、無意識に余っているノートを埋めようとしていたのだろうと感じます。実際、結局貼ったまま見返さない、というものがかなりある状態でした。

ノートを1冊に(しかも小さめのノートに)まとめることで、気になるものを貼るにしても、自分が気になっている箇所だけを吟味して貼るようになりました。

これにより、凝縮された情報が集まるようになり、ノートとしての価値も格段に上がったと実感しています。

ノートを1冊にまとめるデメリット

目指すのは『1冊にまとまっても、書いたことがすぐに見つかるノート』。いまの方法を決めるまで、ノートや時間をかなり無駄にしました。

ジャンル分けしていたときよりは、情報を探す時間がかかる

ジャンルを分けていたときは、ノートには当然そのことだけしか記載していません。

以前書いた情報を探すときも比較的すぐに検索することができていたのですが、ノートをまとめるようになってすぐは、情報を探し当たるまでに時間がかかることもありました。

現在は、

  • ノートの端を色分けすることで、おおよその当たりをつけることができるようになったこと
  • ノートの枚数自体を少ないものを選ぶことで、探す範囲を少なくしたこと
  • 1冊にまとめて書くことに慣れてきたこと

で、それほど検索に時間もかからなくなってきました。

ノートのジャンル分類
ノート上部にジャンルごとの色を塗り分ける

ノートの消費が早い

これまで8冊に分けて書いていたものを1冊にまとめるので、ノートの埋まるスピードはこれまでの比ではなくなります。

いまのところ、1か月に3冊ほど使い切る感じですね。

2024年10月現在、A5スリムノートは1冊290円ですので、1か月870円。(※ネット購入だと10冊2,750円なので825円)。

これまでノートで散財してきたわたしにとっては、ちょうどいいお値段です。

しかも、紙質が良い!

ツバメノートと迷いましたが、スリムタイプが書きやすかったので、こちらを選びました。書き終えたノートが増えても、もともと幅が薄めなので圧迫感がないし、色も目立たず重宝しています。

100円のものを買えば3冊買えますが、ノートの冊数が増えてしまうと、わたしの性格上、情報の取捨選択が甘くなるような気がするので、今後も販売が続くかぎりこちらのノートを使用させていただこうと思っています。

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参考にした書籍

ノートを1冊にまとめるにあたって、参考にさせていただいたのはこちら。

有名な本ですがなかなか読む機会がなく、今回初めて拝読させていただきました。

知りたかったのは、どうすれば『書いたことがすぐに見つかるノート』を作れるか

ということで、この疑問を解消すべく読み進めたのですが、

  • ノートの表紙に目次を作る
  • ノートに書いたことをパソコンに入力して検索ファイルを作る

とあって、早々に断念しました(笑)。

著者は、こんなマメなことができるから成功なさっているのでしょうね。素直にすごいなと思いました。

ノートを情報の宝庫にしたい方は参考にすべき箇所がたくさんありますし、一読の価値ありとは思いますが、これができれば苦労しないよ、というのが、わたしの正直な感想です。スミマセン。

書籍から着想を得た『わたしのまとめノートの使い方』

書籍は「誰かがうまくいった方法を学ぶもの」であると同時に、「うまくいった方法とは逆の方法を思いつくためのもの」でもある、とわたしは思っています。

たとえば、『朝活で人生が変わった本』があるとして、自分も同じ方法でうまくいくかもしれないし、上手くいかなければ「自分は夜型人間だったのか」と気づくことになるかもしれない。

それでも、「朝活で人生が変わった本」を読み、それを実際に試してみなければ、自分が夜型だったと気づくことはなかったかもしれません。

そういう意味では、「朝活で人生が変わった本」は決して無駄でもウソでもなく、自分の人生にとってきわめて有用な本だったと言えます。

下記は【情報は一冊のノートにまとめなさい】を拝読し、ご本のなかで進められているさまざまな助言を試した結果、それとは異なる方法を取った方が自分には有益であると気づいたことをまとめたものです。

『貼る』は極力少なく

書籍の中では『レシートでも、給与明細でも、電話メモでも何でも貼る』ことを勧められていましたが、わたしは『貼るものは極力少なく』することにしました。

なんでも貼るのは簡単です。それだけに記憶として残りにくい。わたしも最初に挑戦したときは、いろんなものを取捨選択することなく、なんでも貼っていたのですが、見返すことはほとんどありませんでした。

見返したところで、貼ったことさえ覚えていないようなもの多々ありました。

  • 情報として必要な部分は少ないことが多い
  • 大抵は「あとで考えよう」と思って貼る→後回しクセにつながる
  • ノートがふくらみ使いにくくなる などなど

必要な情報を瞬時に見つけ出すクセをつけるなんでも後回しにしない、など身につけたい技術と異なる状態になりそうでしたので、『何でも貼る』は採用しないことにしました。

重要な情報は、ほかのノートに分けて書く

『IDやパスワードはパソコンに入力して印刷→ノートに貼る』という作業をなさっておられましたが、わたしは『重要な情報はべつのノートに分けて書く』ことにしました。

なんでもかんでも一律にまとめない

IDやパスワードなど、必要な時に見ることができればよく、携帯する必要性を感じない情報に関しては、ほかのノート(わたしの場合、エンディングノート)に書いておくことにしました。

これは人によって必要・不必要はあるかと思いますが、1、2週間ごとにわざわざプリントアウトして貼りなおすのは手間そうです。

そもそも「どこに書いたか探さない」

1冊のノートにまとめると情報が混在し、どこに何が書いてあるか分からなくなりそう、というのが一番の懸念でした。

それでこちらのご本を読んだのですが、マメではないわたしにとって、ノートとパソコンを連動させる行為は、かなりハードルが高い……。

なので、そもそも「どこに書いたか探さなくて良くなる方法」を考えてみたところ、『ノートを使い切る』という考えに行き当たりました。

1か月に約3冊。つぎの月には引き継ぐことなく、ノートに書いたことは全部その月に終わらせる

長期的なプランや、アイデアやネタなど、いますぐに使えないけれど、いつか必要になるかもしれない、というようなことは、そのページだけ付箋をつけておく。

したいこと、気になること、すべきこと。その全部を片づける。片づけてしまえば、もう終わりですから、情報を探すこともない。理に適っていると思いませんか☻

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情報の一元化で『目指せ!時間とお金の有効活用!』

今回、8冊のノートを1冊にまとめてみましたが、やってよかったです。

いまの理想形を見つけるまでには紆余曲折、いろいろ無駄にもしましたが、結果的にノート購入に関して悩むことも無駄使いも無くなりましたし、ノートを探す、どれに書こうか悩む、という無駄な時間の削減にもつながりました。

断捨離®の観点から見ても、『いまの自分に必要なモノ』が一元的に把握できる理想的な状態です。

たくさんのノートを使い過ぎて自分の考えがまとまらない、という方は、2週間だけ全部おなじノートにまとめてみるという方法を試してみるのはいかがでしょう。

なんでも、モノは試し。

でも、いま使っているノートは捨てないでね。別々に書くほうが好きってヒトもいるからね。

最後までお付き合い、ありがとうございました。

それでは、また☻

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