やりたいことに集中するための「しないことリスト」の作り方|時間と気持ちを整える習慣

やりたいことに集中するための「しないことリスト」の作り方|時間と気持ちを整える習慣
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はじめに

やりたいことや、やらなければならないことはたくさんあるのに、なぜか思うように進まない。
そんなふうに感じることはありませんか。

「これをやろう」と決めても、途中で別のことが気になって手が止まる。
気づけば何もかも中途半端になってしまい、自己嫌悪……。

わたし自身、そんな状態を何度もくり返してきました。

人生を変えたい、今よりもっと良くしたい。
そう思うほど、「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と気持ちばかりが焦ってしまうことがあります。

やることを増やしても、なぜかうまく回らない。そんなときは、いっそ減らしてみるのもひとつの方法です。

そこで今回ご紹介したいのが、「しないことリスト」です。

これは、本当はしなくてもいいこと、できれば減らしたいこと、なんとなく続けてしまっていることを見える化するためのリストです。「やること」を増やすのではなく、「やらなくていいこと」を決めることで、時間も気持ちも少しずつ整えやすくなります。

この記事では、しないことリストの考え方や作り方、実際に書くときのヒントを、わたしの体験も交えながらまとめました。

この記事はこんな方におすすめ
  • 最近、自分のことを後回しにしている気がする
  • やりたいことがあるのに、なかなか集中できない
  • やることを増やす前に、まず生活を整えたい
  • しないことリストを自分でも作ってみたい
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「やりたいことリスト」が重荷になることもある

「しないことリスト」と似ているようで少し違うものに、「やりたいことリスト」があります。

たとえば、行ってみたい場所、食べてみたいもの、やってみたい挑戦など、自分がわくわくすることを書き出していくリストです。気分が上がっているときに作ると楽しくて、「これから先が楽しみだな」と前向きな気持ちになれることもあります。

ただ、その一方で、気持ちが乗らないときや、落ち込み気味なときに見てしまうと、少し重たく感じられることも。

本当は「やりたいこと」として書いたはずなのに、気づけば「まだできていない」「早くやらなければいけない」そんなふうに見えてしまう。せっかく楽しみで作ったはずなのに、いつの間にか自分を追い立てるリストになっていると感じることはありませんか。

一方、「しないことリスト」は、やることを増やすためのものではありません。自分の時間や気力を奪っていることを減らすためのリストです。

このリストに書くのは、どれも「しなくてもいいこと」や「本当は減らしたい思っていること」。何かを新しく背負うのではなく、むしろ余計な荷物を下ろしていく感覚に近いと思います。

やるべきことを増やすより、まずは気持ちや時間を整えたい。
そんなときには、「やりたいことリスト」よりも「しないことリスト」のほうが合うこともあります。

やることは使う時間の積み重ね
しないことが増えれば、余った時間が増えていく
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「しないことリスト」を作成するメリット

しないことリストを作ってみて、わたしが感じたメリットは、主に次の5つです。

  1. 本当にやりたいことに気づきやすくなる
  2. やりたいことに集中しやすくなる
  3. 小さなことで何度も悩まなくてすむ
  4. 自分軸で選ぶ感覚が育ちやすい
  5. 雑事に取られる時間が減り、気持ちに余白ができる

たとえば、日用品の買い物に出かけるだけでも、以前のわたしは、

  • どこに買いに行くか
  • 何を着て行くか
  • 車で行くか、歩いて行くか
  • 何時頃に出かけるか

といった細かいことを、そのたびに考えていました。

ひとつひとつは小さなことですし、長時間悩み込むわけではありません。
でも、わたしは外出するのが好きではないので、こういう細かな迷いが何度も積み重なると、気づかないうちに頭の中が散らかってしまうんですよね。

そこで、しないことリストに次のように書いて、そのように行動するようにしてみました。

  • 日用品の買い物は月曜と木曜だけにする
  • 日用品はポイントカードのある店でしか買わない
  • 大きな買い物のとき以外は車を使わない

こうしてあらかじめ決めておくと、毎回迷わなくてすみます。
自分でも「こんなことでいちいち悩んでいたのか」と思うようなことを考えなくてよくなり、そのぶん、ほかの大事なことに気持ちを向けやすくなりました。

正直に言うと、作る前はここまで役立つとは思っていませんでした。
でも実際にやってみると、しないことを決めるだけで、思った以上に時間も気持ちも整いやすくなると実感しています。

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「しないことリスト」には何を書く?

「しないことリスト」に書くのは、特別なことばかりではありません。
大げさなルールを作るというより、自分の時間や気力を少しずつ削っているものを見つけていく感覚に近いと思います。

ここでは、書き出しやすいものを3つに分けてご紹介します。

本当はしたくないと思っていること

本当はしたくないのに、なんとなく続けてしまっていることはありませんか。

たとえば、気が進まない付き合い、断ってもよさそうなのに引き受けていること、無駄だと感じながらも流れで参加していることなど。
思い返してみると、会社員時代のわたしにも、そういうものがいくつかありました。

休日の予定をつぶしてまで会合に参加したことや、あまり気が進まない集まりに付き合っていたこともあります。そのときは「仕方ない」と思っていても、あとから振り返ると、やはり自分の時間や気力をかなり使っていたなと感じます。

集まりや付き合いの全部が無意味だとは言いません。
でも、「本当はしたくない」と思っていることは、この際、「しないことリスト」に入れてみる価値はあると思います。

若い頃は多くの「勉強会」に参加させていただきました。今にして思えば、ああいう苦い経験も、自分のなかの線引きを決める勉強だったのかもしれません。

毎回悩むのが面倒なこと

しないことリストには、「したくないこと」だけでなく、毎回考えるのが面倒なことを書くのもおすすめです。

たとえば、着る服を決めるとき。
服を選ぶ時間そのものが楽しいなら、その時間は大切にしていいと思います。けれど、毎回「何を着よう」と迷うことに疲れてしまうなら、少しルールを決めてしまうほうがラクです。

着る服について悩むのであれば、

「仕事に行くときはAかBのパターンに固定する」 
「買い物に行く日はこれを着る」

といった形で決めておくのもおすすめです。

毎回ゼロから考えなくてよくなるだけで、意外と気持ちは軽くなります。
小さな迷いを減らすことも、「しないことリスト」の大事な役割です。

なんとなく続けてしまっている行動

やめたほうがいいとまでは言い切れないけれど、終わったあとに「なんだか疲れたな」と感じることも、この際リストに書き込んでしまいましょう。

たとえば、気づけば長時間見てしまう動画やSNS
なんとなく見続けてしまって、あとから「別に見たかったわけじゃなかったのに」と思うこともあるかもしれません。

一方で、その時間が心の息抜きになっているなら、無理にやめる必要はありません。
好きなものを見ること、気分転換をすること、心の栄養になることまで削ってしまうと、かえって苦しくなってしまいます。

大事なのは、その行動が自分にとって必要な休息なのか、それともなんとなく続けてしまっているだけなのかを自分の心に尋ねてみることです。

たとえば、こんなものは「しないことリスト」に入れやすいかもしれません。

  • 眠いのに、なんとなくテレビを見続ける
  • 見るたびに気持ちが荒れるSNSを何度もチェックする
  • つい開いてしまうけれど、見たあとに疲れるアプリをだらだら見てしまう
  • 無駄な時間だと思いつつアプリゲームがやめられない

「なんとなく続けてしまうこと」は、意外と時間も気力も持っていきます。
まずはひとつでも気づけたら、それだけでも十分です。

これを機に、「やめたいこと」を「しないこと」リストに入れてしまおう
みんな頑張りすぎ。「しないこと」を増やすことも大事
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「しないことリスト」の作り方

「しないことリスト」は、難しく考えなくても大丈夫です。
まずは、気軽に試してみるくらいの気持ちで始めてみると続けやすいと思います。

期限を決める

はじめて「しないことリスト」を作るなら、まずは期限を決めておくのがおすすめです。

というのも、「これはやめたい」と思っていたことでも、実際にやめてみてはじめて、思っていた以上に自分の生活の一部になっていたと気づくことがあるからです。

そんなとき、最初から「ずっとやめる」と決めてしまうより、

「まずは3日だけ」
「今月いっぱいだけ」

と期限をつけたほうが、気軽に試しやすくなります。

期間は、

  • 3日間
  • 来月まで
  • 100日間

のように時間で決めてもいいですし、

  • 3kg減るまで
  • ブログで1万円を達成するまで

のように目標とセットで決めてもよいと思います。

いきなり完璧を目指すより、まずは短期間だけ試しにやってみる。そのほうが、自分に合うかどうかも見えやすくなります。

思いつくままに書き出す

期限を決めたら、次は思いつくままに書き出してみましょう

数は気にしなくて大丈夫です。
5個でもいいですし、20個でも、50個でもかまいません。
きりのいい数字にしようとしなくて大丈夫なので、頭に浮かんだものをそのまま書いてみてください。

最初からきれいに整理しようとしなくても大丈夫です。
あとで見返しながら、似たものをまとめたり、やっぱり違うと思ったものを外したりしていけば十分です。

大切なのは、「何が自分の時間や気力を削っているのか」を自分自身に見える形にすることです。

できるものから試してみる

「しない」と決めたことがあれば、さっそく試してみましょう。

「しないことリスト」は、自分を縛るためのものではなく、自分をラクにするためのものです。
まずはできそうなものからひとつ試してみるくらいの気持ちで十分です。

いきなり全部変えようとしなくても大丈夫です。

すぐにできるもの、気になっていたものから少しずつ始めていくうちに、「これは減らせそう」「これはまだ難しい」と感覚がつかめてきます。

最終的には、自分の体や心をすり減らしていることを少しずつ手放していけたら、それで十分です。

まずは軽い気持ちでひとつ実践してみる。
そのくらいから始めるのが、ちょうどいいと思います。

ちなみに、わたしが最初に始めた「しないこと」は「コンビニでお菓子や菓子パンを買わない」です。

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わたしの「しないことリスト」

最後に、わたしが実際に作った「しないことリスト」をご紹介します。

思いつくままに書き出してみたら、全部で54項目になりました。
多いのか少ないのかはわかりませんが、書いてみると、自分がどんなことで時間や気力を削られやすいのかが見えてきます。

今回は見やすいように、いくつかの種類に分けてまとめてみます。

暮らしを整えるために「しない」と決めたこと

  • 日用品は月曜・木曜以外買わない
  • 同系列店は直近の店舗でしか買わない
  • 大きな買い物があるとき以外は車を使わない
  • 外出時はシャツとジーンズ以外着ない
  • 開封したお菓子の袋を出したままにしない
  • 食器を流しに置きっぱなしにしない
  • 天気のいい日は窓を閉めっぱなしにしない
  • 棚やボックスなど収納グッズを買わない
  • 物をしまい込まない
  • 洗濯物は畳まない
  • ソファに物を置かない

時間の使い方を整えるために「しない」と決めたこと

  • SNSは連続して10分以上見ない
  • 寝室にスマホを持ち込まない
  • アプリゲームをダウンロードしない
  • テレビはリアルタイムで見ない
  • 作業中はYouTubeをつけない
  • お風呂にスマホを持ち込まない
  • スマホで漫画を読まない
  • 時間ギリギリに行動しない
  • 1日8時間以上働かない
  • 深夜~早朝は電話対応しない

お金の使い方を整えるために「しない」と決めたこと

  • 図書館にある本はすぐに買わない
  • 文房具は月に1個以上買わない
  • 砂糖の入った飲み物は買わない
  • ドライブスルーを利用しない
  • コンビニでお菓子や菓子パンを買わない
  • 100円ショップで1回に1,000円以上買わない
  • 美味しくないものを食べない

心と人間関係を守るために「しない」と決めたこと

  • 愛想笑いをしない
  • 自分を雑に扱わない
  • 他人のせいにしない
  • 自分のせいにしすぎない
  • 人の意見に左右されない
  • 過度な期待をしない
  • 愚痴に付き合いすぎない
  • 過去のことで必要以上に落ち込まない
  • 未来のことで必要以上に悩まない
  • 行きたくない会合に参加しない
  • 言いたいことを我慢しすぎない
  • 感情的になっているときは、すぐに話さない
  • 会いたくない人に無理に会わない
  • 他人の人生に振り回されない
  • 気分に振り回されやすい人とは距離を置く
  • 遅刻が多い人の予定に振り回されすぎない
  • 自分の気持ちより家族の意見を優先しない
  • 自己啓発本に振り回されない
  • 無理にポジティブに考えない
  • 泣きたいときは我慢しない
  • 完璧を目指さない
  • 誰も不幸にしない

体と働き方のために「しない」と決めたこと

  • 猫が起きているあいだは仕事をしない
  • 19時以降は固形物を食べない
  • 仕事から帰ってきた服装のままくつろがない
  • PC作業時は2時間以上同じ姿勢でいない

期限は、ひとまず3か月にしてみました。
期間が終わるころに、どれが続けやすかったか、どれが難しかったかを見直してみようと思ったからです。

書き出すのにかかった時間は、およそ1時間。必達目標と努力目標を合わせて54項目になりました。

リストを作ってから1週間ほど経った時点で、すでに少し時間にゆとりを感じています。
手帳の後ろのページに手書きして、たびたび見返すようにしているのですが、「何をやるか」より先に「何を減らすか」が決まっているだけで、心が少しラクになった気がします。

まだまだ全部を完璧に守れているわけではありません。
それでも、「本当はしたくないこと」に自分で気づくことができるだけで、暮らしは少しずつ整っていくのだと思います。

必要なのは、紙とペン、それから少しだけ自分を振り返る時間だけです。
お金をほとんどかけずに始められるのに、思った以上に得るものは大きいと感じました。

やることを増やす前に、まず減らしてみる。
そんな整理の仕方も、今の自分には合っているのかもしれません。

みなさんもよければ、一度「しないことリスト」を作ってみませんか。

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まとめ

やりたいことがあるのに進まないときは、「もっと頑張る」「もっと増やす」より先に、やらなくていいことを減らすほうがラクになることがあります。

「しないことリスト」は、自分を厳しく律するためのものではなく、時間や気力を守るためのものです。

本当はしたくないこと、毎回悩むのが面倒なこと、なんとなく続けてしまっていることを書き出してみるだけでも、暮らしは少しずつ整っていきます。

やることを増やす前に、まず減らしてみる。
そんな見直し方が、今の自分に合った暮らしの発見につながることもあるのではないでしょうか。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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追記:半年ほど続けてみた感想

「しないことリスト」を作ってから半年ほど続けてみました。

見返してみると、実行できたものが8割くらい、まだうまくできていないものが2割くらい、という感覚です。全部はできなくても、「以前より関わらなくなった」「意識的に減らしている」ものが増えただけでも、「しないことリスト」を作った意味はあったなと思っています。

その中でも、特に作ってよかったと感じているのが、地味ですが「日用品は月曜・木曜以外買わない」という項目です。

買い物の日をある程度決めておくだけで、無駄買いが減り、買い物の効率もかなり良くなりました。
小さなことですが、こういう積み重ねは意外と大きいですね。

「しないことリスト」は、一度作って終わりではなく、今の自分に合わせて見直しながら使っていけるのもいいところ。定期的に見直しながら、今の自分に合う時間の使い方を増やしていけたらいいですね。

\ 「やることリスト」の作成にも挑戦してみました /

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