ペットシッターは40代からでも目指せる?メリット・デメリットを経験者が解説

ペットシッターは40代からでも目指せる?メリット・デメリットを経験者が解説
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40代になってから、転職を考えるようになった。

これまでしてきた仕事の中にも楽しい職種はあったけれど、新しい仕事に挑戦してみるのも面白そうな気がする。

こんなとき、動物が好きな方であれば、「ペットシッター」を選択肢のひとつに考えたことがあるかもしれません。

ペットシッターとは、飼い主さんが仕事や旅行などで留守にするとき、自宅を訪問して犬や猫などのお世話をする仕事です。

  • 「動物は好きだけど、40代からでは遅いのでは?」
  • 「興味はあっても、それだけでは難しそう」
  • 「これまで未経験でも始められる?」

このような疑問をお持ちの方もいるかもしれませんが、結論からいうと、ペットシッターは40代からでも始められる仕事です。

ただし、動物が好きなら誰でも気軽にできる仕事、というわけではありません。

意外と体力を使いますし、大切なペットや自宅の鍵を預かる責任もあります。

だからこそ40代から始めるのであれば、若い人と同じ働き方を目指すのではなく、自分の体力や生活に合わせて無理なく続けられる形を考えることが大切です。

今回は、わたし自身が専業ペットシッターとして働いていたときの経験をもとに、40代から始めるメリット・デメリットなどについて簡単に紹介します。

詳しいことは、こちらのウェブサイト『ペットシッター日和』でまとめています。ペットシッターの収入、働き方、仕事内容などに興味があれば、こちらもご覧いただければと存じます。

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ペットシッターは40代からでも始められる

ペットシッターの主な仕事は、飼い主さんが留守にしている間に自宅を訪問し、ペットのお世話をすることです。

お世話の内容は家庭ごとにさまざまですが、一例をあげると、

  • 食事や水の用意
  • トイレの掃除
  • 犬の散歩
  • ペットとの遊び
  • お世話をした内容の報告

などを任されることがあります。

ペットホテルとは違い、基本的にはペットが普段暮らしている自宅でお世話をするため、環境の変化が苦手な犬や猫にも利用されるサービスです。

たしかに、ペットシッターは場合によっては1日に何回も大型犬のお散歩に行く必要があったり、1日に複数の家を移動してまわったりと、体力が必要になることもあります。

でも、だからといって「20代や30代でなければ務まらない」ということはありません。

むしろ、飼い主さんの自宅に入り、大切なペットや鍵を預かる仕事だからこそ、落ち着いた対応や社会人としての経験が役立つこともあります。

もちろん、年齢だけで信頼してもらえるわけではありません。
ですが、40代までに身につけてきた仕事上のマナーや人との接し方を生かせるという点では、これまでの社会人経験が無駄になりにくい仕事でもあると、わたしは思っています。

ペットシッターとして働くには

ペットシッターとひと言に言っても、その働き方には2種類あり、ひとつはペットシッター会社に勤めて専属のシッターとして働く場合と、もうひとつは自分で事業を立ち上げて個人事業主などとして働く場合とがあります。

いずれの働き方をするかで勤務形態はまったく異なります。

今回は、わたしが実際に行っていた個人事業主として開業した場合について、個人的な感想などをもとにまとめていきます。

なお、40代からでもペットシッターを開業することは可能ですが、ペットシッターとしてひとりでの開業を考えている場合には、資格や経験などの要件を満たす必要があります。

これらの資格要件やペットシッターの仕事内容、開業準備、必要な知識などについては、こちらのウェブサイト「ペットシッター日和」で詳しくまとめています。実際にペットシッターを目指したい方は、そちらも参考にしてみてください。

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40代からペットシッターを始めるメリット

40代からペットシッターを始めるメリットはいくつかあります。

自分に合った規模から始められる

ペットシッターとして開業する場合、最初から大規模な事業にする必要はありません。もしも、いま現在勤務している会社の許可がある場合には、副業として始めることも可能です。

自営業として始めるのであれば、必要な手続きや登録を済ませたうえで、最初のうちは知人からの依頼を中心に経験を積んだり、営業する地域を限定したり、1日に受ける依頼数を決めたりしながら、小さく始めても問題ありません。

新しい仕事に挑戦するとき、「ゆくゆくはこれ一本を仕事にするつもりなら、最初からたくさん仕事を取らなければ」と考えてしまいがちです。

ですが、そのために料金を安くしたり、対応可能エリアを広げすぎてしまったりしてしまうと、お客さんが増えてきたときに困ることにもなりかねません。

せっかく自分に合った規模で始められるのですから、仕事を増やすことだけにとらわれず、「このくらいなら無理なく続けられそう」という範囲を見つけることが肝心です。

これまでの社会人経験を生かせる

ペットシッターは、動物のお世話だけをしていればよい仕事ではありません。
実際には、飼い主さんとのやり取りやスケジュール管理、報告、料金の管理など、人を相手にする場面も多くあります。

そのため、これまでまったく他業種の仕事をしていたとしても、それらの社会経験で身につけた、

  • 「相手の話を聞く」
  • 「分かりやすく説明する」
  • 「約束した時間を守る」
  • 「トラブルが起きたときに落ち着いて対応する」

といった経験が活かせる場面も数多くあります。

わたしもペットシッターを開業するまでは、人間を対象とした病院に勤めたり、まったく関係のない会社の事務員をしたりしていました。

動物に関わる仕事を自分で作れる

「動物に関わる仕事をしてみたかったけれど、今から動物関係の会社へ就職するのは難しそう」

40代からの転職であれば、中にはそのように感じる人もいるかもしれません。

その点、個人で開業するペットシッターは、「したい仕事を自分で作る」というスタイルで実行できる職種です。

もちろん、開業すれば必ず仕事が入るというわけではありません。

わたし自身、事業が軌道に乗るまでは1、2年ほど厳しい暮らしを強いられました。

それでも、自分の経験や得意分野に合わせて、大好きな動物のためのサービスを考えられる点は、大きな魅力のひとつだと思います。

40代未経験からペットシッターは目指せる?

40代から始めるデメリットや注意点

もちろん、ペットシッターには良い面ばかりがあるわけではありません。

真剣に開業を考える前には、デメリットも知っておく必要があると思います。

土日祝や大型連休に仕事が入りやすい

ペットシッターを必要とするのは、主に飼い主さんが旅行や帰省などで留守にするときです。そのため、一般的に休みとなる土日祝日や大型連休は、むしろ仕事が増えやすくなります。

  • 「みんなが休んでいるときに自分も休みたい」
  • 「家族と休日を合わせたい」
  • 「介護や育児の関係で土日が休みでないと難しい」

という働き方を希望している場合には、合わない可能性があります。

収入がすぐ安定するとは限らない

無事に条件をクリアして開業したからといって、翌日から次々と予約が入るということはありません。

地域によって需要も違いますし、信用が大事な仕事ですので、自分のサービスを知ってもらうまでには時間がかかる場合があります。

40代であれば、自分の収入が家族の家計に大きく関わっている方も少なくないと思います。このあたりのことは、家族にもきちんと相談し、了承を得ておくことも大切です。

開業してすぐにペットシッターだけで生計を維持しようとせず、

  • ペットシッターとして開業しつつ、ペットサロンや動物病院などでアルバイトをしながら経験を積む
  • 今の仕事を辞めずに副業などから小さく始める

などの方法を検討しておくのも賢い方法だと思います。

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責任の大きな仕事である

ペットシッターは命を預かる仕事です。

「何も問題ないです」と旅行前日の飼い主さんに連絡をもらい、翌日ご自宅にうかがうと血便をしていたので、急いで動物病院まで連れて行った、という経験もあります。

事前に不慮の事態に関しても契約書を作成するとはいえ、できれば出発前と同じか、それよりも元気な状態で飼い主さんのお迎えができるよう、健康と安全に細心の注意を払う必要があります。

さらに、多くの場合、飼い主さんから自宅の鍵も預かります。
繁忙期には預かる鍵の数が10個を超えることもあります。

動物が好きという気持ちはもちろん大切ですが、それだけでできる仕事ではありません。

「かわいい動物と過ごせる仕事」という部分だけではなく、その裏にある責任まで理解してから始める覚悟が大切です。

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ペットシッターは体力勝負?

40代からペットシッターを始めるうえで、特に考えておきたいのが体力です。

40代の体力でもペットシッターになれる?

ペットシッターというと、

「犬や猫のお世話をして、たまに散歩したり、一緒に遊んであげたりすればいいだけの仕事」

というイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし現実は、想像よりもはるかに体力を使います。

仕事の量が少ないうちは「たいしたことない」と思っていても、認知が高まるにつれ、依頼件数が増えていくことがあります。

とくに、お盆や年末年始など依頼が集中しやすい時期には、

  • 県内を1日中車で走り回る(合算で5時間ほど)
  • 大型犬を1日8匹(それぞれ1時間ずつ)散歩させなければならない
  • それぞれの犬や猫ごとの食事の内容や好みを把握しておく必要がある
  • 自宅に帰った後、急な呼び出しがかかることもある(ペットカメラに気になるものが映っているなど)

というように、複数の家庭をかけ持ちして走り回ることもあります。

もちろん、夏の暑い日や冬の寒い日でも、仕事が入れば駆けつけます。

1、2件だけなら問題なくても、それが何件も続くと疲労の度合いは大きく変わります。

重要なのは、「1日何件の仕事を引き受ければ、生活できる収入になるか」だけで考えるのではなく、「何件までなら体力的にも無理なく続けられそうか」まで考えることです。

体力には個人差があります。
40代でも体力に自信がある人もいれば、腰や膝に負担をかけるのは避けたいという人もいるでしょう。

自分の体力を無視して仕事を詰め込んでしまえば、せっかく起業しても長く続けることが難しくなります。

場合によっては、

  • 営業範囲を狭くする。
  • 1日の受付件数に上限を設ける。
  • 移動時間に余裕を持たせる。

こうした工夫も大切です。

仕事を断ることは、必ずしも悪いことではありません。

お世話を頼まれた動物たちを責任を持ってお世話するためにも、自分が無理をしない仕組みを作っておくことは、ペットシッターとして長く働くために欠かせません。

犬の散歩に自信がなければ猫専門という方法もある

「ペットシッターには興味があるけれど、大型犬の散歩には自信がない」

という人もいるかもしれません。

その場合は、すべての犬や猫を対象にする必要はありません。

たとえば、猫のお世話を中心にしたペットシッターとして活動する方法もあります。実際、「キャットシッター」で検索するとさまざまな会社のホームページがヒットします。

犬の散歩は、犬の大きさや性格によって必要な体力が大きく変わります。
力の強い大型犬の場合、突然引っ張られたときなどでも対応できる程度の体力も必要です。

では、小型犬や中型犬なら問題ないかというとそんなこともなく、力はいらないものの、動きが機敏な子では自転車や歩行者に当たらないよう神経を使いますし、普段抱っこでお散歩している子は10㎏を抱っこしたまま散歩をしなければならないこともあります。

ペットシッターとして開業をするからといって「どんな動物の、どんな依頼でも受けなければならない」わけではありません。

自分にできない内容を最初から明確にしておくことも、安全に事業を続けるためには重要です。

  • 猫のお世話が得意なら、対象動物を猫中心にする。
  • お散歩の請負を小型犬のみに限定する。
  • 対応する地域を限定する。

こうして対象を絞るのは、たしかに仕事の可能性を狭めることに直結します。
ですが、仕事を長く続けるために自分の得意な仕事に集中する方法のひとつとも考えられます。

これはペットシッターに限った話ではありません。

40代から新しい仕事に挑戦するのであれば、「何でもできます」と大風呂敷を広げるのではなく、「これなら無理なく続けられる」という範囲を見つけるほうが、結果的に長く仕事を続けられる可能性は高まるのではないかと、わたしは思います。

まとめ|40代だからこそ無理のない働き方を考えよう

ペットシッターは、資格や経験などの要件はあるものの、40代未経験からでも十分目指せる仕事です。

社会人として身につけてきた経験を生かせる部分もありますし、自分に合った規模で仕事を作ることもできます。
ですが、その一方で、自家用車での移動や犬の散歩など体力を使う場面も多く、命や鍵を預かる責任の大きな仕事でもあります。

だからこそ、

「40代の私でもできるだろうか」

と年齢だけを気にするのではなく、

「どんな働き方をすれば無理なく続けられそうか」

の視点で考えてみるとよい案が浮かぶかもしれません。

犬の散歩が難しそうであれば、猫のお世話をメインに事業計画を立てる。
長距離の移動が負担になりそうなら、営業範囲を狭くする。
体力に不安があるなら、基本料金を調整して、1日の依頼数を少なくする。
自分の力でできる範囲を知り、その中で仕事を組み立てる。

40代から新しい仕事に挑戦するとき、目指すべきは、20代と同じように働くことではありません。

これまでの経験と今の自分の得意を生かしながら、40代から10年、20年と続けていける仕事を作っていく。

体力がないと難しいと思われがちなペットシッターも、働き方ひとつで一生ものの仕事にできると、わたしは思っています。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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